2009 Fiscal Year Annual Research Report
デジタル・コミュニティガバナンスの形成と発展に関する研究
Project/Area Number |
21510169
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
金川 幸司 Okayama University of Science, 総合情報学部, 教授 (00341470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立岡 浩 四天王寺大学, 経営学部, 教授 (40301650)
新川 達郎 同志社大学, 大学院・総合政策科学研究科, 教授 (30198410)
今里 滋 同志社大学, 大学院・総合政策科学研究科, 教授 (30168512)
森 裕亮 北九州市立大学, 法学部, 准教授 (00382408)
田中 みさ子 大阪産業大学, 人間環境学部, 准教授 (30340615)
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Keywords | クリエイティビティ / 離散的公共圏 / 創造都市 / 創造資本(CREATIVE CAPITAL) / ICT / 地域SNS / 内発的動機付け / 自治会 |
Research Abstract |
本年度は、各自の役割分担に従って、「ICTと自治会との関係」、「ICTを活用した衰退コミュニティ活性化」、「ネット空間とデジタルコンテンツ」、「コミュニティガバナンスの理論的展望」、「ハーバマスの公共圏の理論とコミュニケーション論」、等についての文献調査を行った。 また、ゲストスピーカーとして、札幌市立大学の武邑光教授を招聘し、「裕創造都市とソーシャルメディア-都市の創造資本をめぐって」のテーマで講演をいただいた。その中では、創造都市という観点から、「離散的公共圏」、「創造都市札幌」を推進する重点プロジェクト」、「社会資本から創造資本(Creative Capital)の焦点化」「創造都市へ-地域経営の中心的課題の抽出」といった内容が示され、メンバー間でディスカッションを行った。従来の都市のソフト生産力は、今や市民のコンテンツ生産力が都市の展開を左右し、次代の創造都市がめざすのは、市民の生み出すコンテンツを、いかに都市のあらゆる環境に実装できるかにかかっている。 次に、東京大学大学院情報学環の田中秀幸教授を招聘し、「地域SNSとコミュニティガバナンス」のテーマで講演をいただいた。その中では、全国各種の地域SNSの事例が報告されるとともに、現在研究を行っている地域SNSとして「お茶っ人」を対象に、感情表現に着目したFacebookとの比較、内発的動機付け等について、テキスト分析による定量調査を行っていることが紹介された。 来年度は、これらの先行分析をもとに、国内のインタビュー調査、国際比較調査を予定している。
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[Journal Article]2009
Author(s)
新川達郎
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Journal Title
地方自治体のガバナンス -協治と自己統治の都市社会計画へ-『都市社会計画の思想と展開-アーバンソーシャルプランニングを考える』所収(橋本和孝・藤田弘夫・吉原直樹編)(東信堂)
Pages: 95-121
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