2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520050
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
三浦 国雄 大東文化大学, 文学部, 教授 (60027555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山里 純一 琉球大学, 法文学部, 教授 (50166659)
藤本 幸夫 麗澤大学, 言語教育研究科, 教授 (70093458)
大野 裕司 北海道大学, 文学研究科, 専門研究員 (90582726)
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Keywords | 中国哲学 / 民俗学 / 朝鮮学 / 術数書 / 易占 |
Research Abstract |
22年度は3年計画の2年目にあたる。本年度は、本科研のメンバーが韓国でのシンポジウムに参加して、韓国側の術数研究者と意見交換をしたことが最大の収穫になった。韓国=朝鮮は歴史的にも資料的にもいわば「術数大国」と言っても過言ではなく、本科研の発足に当たって軸足を韓国=朝鮮に置いたのもそのためであった。「東アジアジア術数学知識の交流と伝播」と題されたシンポジウムは、2010年8月11日、韓国=朝鮮学研究の総本山というべき、ソウル大学校奎章閣韓国学研究院において公開形成で開催された。発表者の発表内容は、当日日韓両国語に翻訳された立派な冊子(予稿集)として参加者に配布された。日本側の発表は以下の通り。すべて本科件のメンバー(分担者・協力者)である。 三浦國雄「術数学の基本認識」 宮崎順子「ベトナムの風水書『安南風水』の地脈説」 奈良場勝「江戸時代の易占の展開」 大野裕司「出土術数文献研究の現状と課題」 なお、三浦はこのあと、京都大学人文科学研究所の「術数研究班」(班長:武田時昌)において、このシンポジウムの報告を行なった(2011/9/11)。本武田研究班ではこのあと、三浦のこの報告を受けて、23年度の第2回日韓術数シンポジウム開催に向けて意見交換を行なった。 分担者の藤本幸夫は、本シンポジウムには参加できなかったが、開催まで種々韓国側と折衝に当たる一方、自身は国内外の術数書の調査研究に従事した。また、分担者の山里純一も参加できなかったが、八重山博物館所蔵の喜舎場英勝家文書を調査し、新たに「日撰書」と「風水巡見日記」を発見した。
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Research Products
(9 results)