2009 Fiscal Year Annual Research Report
中国第6世代映画・「新記録映画」に関する総合的研究
Project/Area Number |
21520121
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
応 雄 Hokkaido University, 大学院・文学研究科, 准教授 (50322772)
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Keywords | 映像論 / 中国映画 / ドキュメンタリー映画 / 時間イメージ |
Research Abstract |
1、University of California, San DiegoのVisiting Sholarとして、アメリカにおける中国映画研究・東アジア映画研究の現状を調査した。研究調査期間中は、2009 Asia Pacific Film Festival Symposium-'Space Of Asian Cinema'と題するシンポジウムに参加し、中国をはじめとする東アジア映画の研究を代表する米国の研究者であるYingjin Zhang、Sheldon Lu、Akira Lippitおよび台湾の表象・思想研究者であるJiann-guang Lin等教授らと、中国映画の現状および日中米におけるアジア映画研究について研究討論を行った。また、ニューヨークを活動拠点とする映画監督・コロンビア大学教授のVojtech Jasny、海外中国人インディペンデント・フィルムメーカーであるLouyi Tangにインタビューをするなど、ニューヨークを中心とするアメリカのインディペンデンド映面の現状を調査した。 2、現代中国ドキュメンタリー映画の根拠地である北京の郊外に位置する「宋庄」藝術村を訪問し、朱日坤、王我をはじめとする製作者・監督と意見交換をし、現代中国ドキュメンタリー映画に関する資料を収集・調査した。また、南京では、南京大学、南京藝術大学の研究者と現代中国映画に関する共同研究、研究協力についで話しあった。 3、本研究の理論面での整備として、ドゥルーズ『シネマ』をはじめとする映画理論や表象理論の研究を行った。その成果の一つとして、論文『徳勒茲《電影1》中的"運動影像"』を発表した。また、欧米映画との比較研究を行い、その最初の成果を論文『水の映画-ジャン・ヴィゴ、ジャン・ルノワール、費穆(上)』にまとめた。 以上の活動・成果により、基礎的資料調査・理論的整備・研究成果の海外発信等において本研究を大いに推進した。
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Research Products
(4 results)