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2012 Fiscal Year Annual Research Report

ル・コルビュジエの旅日記のスケッチを巡る影響作用史的相互参照構造の研究

Research Project

Project/Area Number 21520132
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

松政 貞治  富山大学, 芸術文化学部, 教授 (30252612)

Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywords芸術諸学 / 美術史 / 建築史・意匠 / ル・コルビュジエ / スケッチ
Research Abstract

平成24年度は、ル・コルビュジエが1911年の「東方への旅」で描いたスケッチや撮影写真と彼の建築作品や著作との参照関係、あるいはそれらのスケッチや写真と彼の建築作品・著作を含めた近・現代建築全体における相互参照構造が認められるかどうかに特に注目しながら、彼の「東方への旅」の旅程のうち、ギリシャを中心に調査研究を行い、静止画・動画に記録して、分析のための資料とした。彼が「東方への旅」の旅日記にスケッチを描きその特徴などを記述し、あるいは写真を撮影した建築や街並みを現地において同定するとともに、なぜ彼がそのようなスケッチや写真として記録にとどめたのかを、その周辺の街並みや景観、建築などと比較しながら、平成24年度に調査し考察した都市・建築は、ギリシャのアテネ、パトラ、デルフィ、テッサロニキの伝統的住居や古代ギリシャ遺跡やビザンティンの教会等と、前回の調査研究の補充としてのトルコのイスタンブールの伝統的住居や回教寺院等である(平成24年11月に実施)。特に今回の調査により、これまでにル・コルビュジエの研究者によって特定されなかったいくつかのスケッチの場所について同定することができた。尚、当初は、平成23年度に予定していたギリシャ等の調査は、現地、とりわけアテネの政情不安のため平成24年度の後半に延期することとした。「東方への旅」の旅日記において最も重要であるアテネの旅程に関する調査研究を行ったことで、全体の調査研究はこれで終えることができた。予想以上に豊富に得られた旅程の実地調査研究成果と、これまでにパリのル・コルビュジエ財団やル・コルビュジエの故郷であるスイスのラ・ショー=ド=フォンの市立図書館等で収集した史料を合わせてのまとめを行っているところである。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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