2009 Fiscal Year Annual Research Report
中世における談義書の研究――天台論義を中心として――
Project/Area Number |
21520175
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
渡邉 麻里子 Hirosaki University, 人文学部, 准教授 (30431430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大久保 良峻 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30213664)
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Keywords | 談義書 / 天台 / 尊舜 / 論義 / 龍女成仏 / 七百科條鈔 / 宗円集 / 宗満集 |
Research Abstract |
○具体的内容 1.2009年7月19日~20日、叡山文庫他調査及び検討会(参加者、渡辺・藤平・都守) ・調査(叡山文庫・西教寺文庫・求法寺(南渓蔵)において、『宗円集』『宗満集』などの書目について調査を行い、検討会を行った。 ・検討会では、具体的に、『宗円集』『宗満集』についての伝本の比較や意義(以上、藤平)、『天台深極抄』の意義、『天台四教略抄』『論義決択口義』の検討(以上、都守)、『七百科條鈔』『天台伝南岳心要見聞』の意義(以上、渡辺)について検討した。 2.2009年9月2日天王寺福田蔵調査(渡辺) ・『宗満集・宗円集』等の調査を行った。 3.第一回研究会2009年11月7日(於)常円寺日蓮仏教研究所1階会議室(参加者、渡辺・藤平・都守・大久保・ストーン) ・渡辺が「伝忠尋撰『七百科條鈔』について」、藤平が「『宗円集』『宗満集』について」の発表を行い、参加者で検討した。 ○意義と重要性 ・中世談義書における論義の重要性について明らかにするために、論義書の中でも重要な書目についての検討を行うことが出来た。また来年度以降に重点的に取り組む論題の絞り込みを行い、「龍女成仏」「一念三千」を中心とすることとした。
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Research Products
(1 results)