2011 Fiscal Year Final Research Report
Fukunaga Takehiko, an essential literary figure of the Showa era : his world from Kojiki to Nouveau Roman
Project/Area Number |
21520201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Japanese literature
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Research Institution | Seitoku University |
Principal Investigator |
KONDO Keiiti 聖徳大学, 人文学部, 講師 (60306454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YAMADA Kenji 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (00191304)
IWATSU Ko 金沢大学, 歴史言語文化学系, 准教授 (60507359)
NISHIOKA Aki お茶の水女子大学, 比較日本学教育研究センター, 客員研究員 (70456276)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Keywords | 福永武彦 / 戦後文学 / ボードレール / ロートレアモン / フランス文学 / 比較文学 / 比較芸術 / 学習院 |
Research Abstract |
These studies, which consist of three symposiums, two roundtables, interviews, documentations and translation, have been published in three annual reports. Through these activities, we contributed tremendously to clarify relations which Fukunaga had to French literature, in particular Baudelaire and Lautreamont, poetic aspects in his literary world, and his links with fine arts and music. We could note down precious accounts on the life of Fukunaga whose serious biography has been yet to come. Our three annuals are quoted in important papers, which reflects our increased status. We aim now to publish these results to enrich and go further into studies on literature of Fukunaga Takehiko.
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[Remarks] イ 年次報告書(山田兼士編輯)年報・福永武彦の世界、第3号、2012年3月
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[Remarks] 年報・福永武彦の世界、第2号、2011年3月
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[Remarks] 年報・福永武彦の世界、第1号、2010年3月
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[Remarks] 《下記公開発表会や座談会、翻訳や聞き書き調査、或いは論考など、本研究が1年間で達成した成果を収録して、図書館・文学館・研究機関、或いは研究者、希望者等350箇所以上に配布して、広く社会・国民に発信した。》
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[Remarks] ロ 公開発表会(記録は上記『年報』に掲載) シンポジウム「福永文学の新しい可能性 ― 20世紀文学を振り返る」2009年12月12日、午後2時開始、午後6時終了会場・後援 世田谷文学館来場者 33名綜合司会 近藤圭一研究発表「〈聖なる〉響き― 福永文学研究発表(2)「福永武彦の『文学的行動』について」 岩津航座談会「三〇年の時を経て―福永文学の新しい可能性」菅野昭正・清水徹・山田兼士
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[Remarks] シンポジウム「詩人たちが読む福永武彦」長田弘・阿部日奈子・小池昌代・山田兼士2010年7月24日、午後2時開始、午後5時終了会場 日本近代文学館来場者 35名
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[Remarks] 講演会「福永武彦・美術・音楽」2011年10月29日、午後2時開始、午後4時半終了会場 日本近代文学館来場者 47名綜合司会 西岡亜紀研究発表「福永武彦と美術」岩津航研究発表「福永武彦と音楽」近藤圭一講演「福永武彦をめぐって」 粟津則雄(司会 山田兼士)
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[Remarks] ハ 座談会(記録は上記『年報』に掲載)福永武彦から池沢夏樹へ 魂のリレー池沢夏樹・田口耕平・岩津航近藤圭一・西岡亜紀・山田兼士2011年1月15日、午後2時開始、午後5時終了会場 日本近代文学館
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[Remarks] 学習院大学の福永武彦照木健・中川信吾・佐藤領時岩津航・近藤圭一・西岡亜紀2012年1月28日、午後2時開始、午後5時終了会場 学習院大学
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[Remarks] ニ 翻訳詩人の「世界」 ロオトレアモンの場合福永武彦著、西岡亜紀/岩津航訳・解題年報・福永武彦の世界、第3号、2012、57年報・福永武彦の世界、第3号、2012、57~74
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[Remarks] 《福永武彦が昭和15年12月に東京帝国大学文学部仏蘭西文学科に提出した、フランス語で書かれた卒業論文“Le Cosmos du poete ― le cas Lautreamont"の第1部の邦訳。》
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[Remarks] ホ 聞き取り調査(聞き手近藤圭一)病床の福永武彦を診察して 小井土昭二取材 2009年7月25日発表 年報・福永武彦の世界、第1号、2010、64~67、及び69~70年報・福永武彦の世界、第2号、2011、70~73
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[Remarks] 《福永の晩年2年間を診察した小井土昭二医師に取材したものに解説を加え、上記『年報』に発表したもの。小井土医師はさらに自ら短い回想記をお書き下さったので、『年報』第1号の68頁に掲載した。なお、小井土医師は取材の翌年、2010年の暮れに逝去された。》
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[Remarks] ヘ 引用文献・報道関聯情報池沢夏樹「予め失われた主人公たち ― 福永武彦における喪失と諦念」(北海道立文学館 福永武彦展『日は過ぎ去って僕のみは~福永武彦、魂の旅~』図録、2011年6月)《『年報・福永武彦の世界』第2号に掲載された近藤圭一による小井土医師への聞き書き「病床の福永武彦を診察して(下)」が引用されている。》
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[Remarks] 神谷忠孝「戦後文学における福永武彦の位置」(同)《『年報・福永武彦の世界』第1号が紹介され、西岡亜紀と岩津航の前記論考(〔雑誌論文〕(7)(8))とシンポジウム「福永文学の新しい可能性 ― 二〇世紀文学を振り返る」(〔その他〕の「2.公開発表会」の(1))が取り上げられた他、『比較文学』誌に掲載された岩津航の論文「福永武彦『死の島』における橋 ― ワイルダーと玉堂をめぐって」(上記〔雑誌論文〕(6))にも言及している。》
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[Remarks] 「福永武彦に改めて光 終戦直後の日記公開」(『日本経済新聞』2010年9月12日号)《福永武彦の戦後日記が公開され、研究が進展しつつあるという記事の中で本研究が取り上げられ、近藤圭一の名前とシンポジウム「詩人たちが読む福永武彦」(〔その他〕の「2.公開発表会」の(2))が紹介されている。》
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[Remarks] 公開シンポジウムレポート「詩人たちが読む福永武彦」(『週刊読書人』2010年8月13日号)《上記シンポジウムの紹介記事。》
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[Remarks] 近藤圭一「没後三十年、福永武彦を考える ― シンポジウム「福永文学の新しい可能性」」(『週刊読書人』2010年1月29日号)《同紙編輯部より依頼され、上記シンポジウムの概要を寄稿したもの。》
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