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2012 Fiscal Year Annual Research Report

ルネサンス期イングランドにおける文学と出版の研究

Research Project

Project/Area Number 21520239
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

篠崎 実  千葉大学, 文学部, 教授 (40170881)

Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywords書誌学 / 四つ折り本 / 手稿 / Shakespeare / Ben Jonson
Research Abstract

William Shakespeareの印刷本戯曲、Ben Jonsonの戯曲印刷本と、宮廷仮面劇の印刷本と手稿を検討し、それぞれの媒体のもつ意味と、それぞれの作者の各媒体にたいする取り組みのあり方を考察した。
Othelloの四つ折り本テクスト、Romeo and Juliet第1四つ折り本をはじめとしてShakespeareの四つ折り本の中には、劇場起源の劇団による短縮版があるために、それらを著者原稿を起源とするとされる版本と比較すると、劇作家の創作と劇団による改訂のあり方をたどることができることが明らかになった。
一方、Ben Jonsonの戯曲印刷本に関しては、Every Man in His Humourのように劇場起源のものと著者による出版のための改訂がほどこされたものがある場合、Sejanusのように劇作家による出版のための改訂がほどこされたものだけしか残っていない場合、Catilineのように劇作家による出版のための改訂がどの程度ほどこされているか情報がない場合など、テクストの様態にさまざまなものがあり、Catilineのような場合でも、そのテクストは(演説を中心とするものとなっていることによって)読まれるものとして組織されていることが確認された。
また、Jonsonの仮面劇テクストでは、印刷本と献呈用手稿では、その異同の考察によって、国王と著者の権威をめぐる争いの痕跡が残されていることを確認することができた。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012 Other

All Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] Ben Jonson再読

    • Author(s)
      篠崎実
    • Organizer
      シェイクスピア学会
    • Place of Presentation
      秋田大学
  • [Book] シェイクスピアと演劇文化2012

    • Author(s)
      日本シェイクスピア協会
    • Total Pages
      244
    • Publisher
      研究社

URL: 

Published: 2014-07-24  

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