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2010 Fiscal Year Annual Research Report

フランス第二帝政期における技術革新と文学

Research Project

Project/Area Number 21520343
Research InstitutionShirayuri College

Principal Investigator

篠田 勝英  白百合女子大学, 文学部, 教授 (20129894)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 海老根 龍介  白百合女子大学, 文学部, 准教授 (40439500)
Keywords仏文学 / 19世紀 / フランス / 進歩 / パリ評論
Research Abstract

2010年度は前年度に収集・蓄積した資料の検証と,現地調査および現地での資料収集,また連携研究者である辻川慶子を加えての研究会開催の三つを主たる柱として研究を推進した.
収集資料はかなりの量に上り,その検証は現在なお進行中であるが,研究会での報告には活用されている.なおフランス国立図書館BNFのディジタル・アーカイヴGallicaでは第二帝政初期のRavue de Parisのpdf版が完結したため,国内外の図書館所蔵図書を参照する必要がなくなり,前年度に引き続き残りの巻を印刷・製本して,随時参照できるようにする予定である.
現地調査において,篠田はコンピエーニュのMusee national de la Voiture et du Tourisme,国立工芸院付属博物館Musee des Arts et Metiersを訪問,展示物の観覧はもとより,所蔵図書の閲覧,販売資料の購入の機会を得た.その他にBNFでの文献調査・閲覧,古書店での19世紀の鉄道に関する一次資料の購入等,現地調査ならではの成果を上げることができた.海老根はBNFで『パリ評論』掲載記事を同時代的文脈を再構成するため,1850年代に進歩の主題を扱ったさまざまな書き手の著作や記事を集中的に調査した.
研究会は,4月26日,7月20日,9月7日,10月26日,2月28日の計5回開催し(9月7日はパリで開催),各自による研究中間報告と,共同作業の調整・打ち合わせを行った.さいわい同じ勤務先の三名であるために十分な時間をかけ,所期の目的を達成できた.
主として篠田の担当するデータベース構築の試みは,BentoとFileMalker Proのふたつのソフトウェアがどちらもわれわれの考える内容,使いやすさの点で一長一短であるために,本格的な作業に入れないままだが,来年度前半には方針を確立したいと考えている.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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