2009 Fiscal Year Annual Research Report
現代台湾文学にみるジェンダー・ポリティクスとセクシュアリティの編成
Project/Area Number |
21520365
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
白水 紀子 Yokohama National University, 教育人間科学部, 教授 (10196628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池上 貞子 跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (10168114)
山口 守 日本大学, 文理学部, 教授 (70210375)
下村 作次郎 天理大学, 国際文化学部, 教授 (20148670)
四方田 千恵 (垂水 千恵) 横浜国立大学, 留学生センター, 教授 (70251775)
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Keywords | 台湾文学 / ジェンダー / セクシュアリティ / 異文化衝突 / 文化の翻訳 |
Research Abstract |
本年度研究実施計画に基づき以下の(1)および(2)を計画通り実施した。本年度は台湾の研究協力者の研究報告と日本側研究分担者・研究協力者による批評を中心に研究交流をおこなった(22年度はその逆の形で交流を計画)。また(3)は研究代表者の白水紀子および研究分担者の四方田(垂水)千恵が全体企画に関わったもので、うち2回は本研究課題に即した内容を取り上げた。これらによって共同研究の基礎を形成すると同時に成果の一部を公開することができた。 (1)2009年6月6日日本台湾学会第11回学術大会(日本大学文理学部)第2分科会での報告 企画責任者および座長:白水紀子(横浜国立大学)。報告:1、邱貴芬(中興大学)「可視化/不可視化される原住民族女性:シャマン・ラポガンの創作にみるジェンダー・ポリティクス」、コメンテーター:下村作次郎(天理大学)報告2、〓閔旭(成功大学)「白先勇の各時期における「中国翻訳」の策略」、コメンテーター:三木直大(広島大学) (2)2009年6月7日「国際ジェンダー研究の文脈における台湾文学」第1回ワークショップ(日本大学文理学部) 報告1、徐照華(中山医学大学)「焦桐現代詩の性別書写研究」、コメンテーター:池上貞子(跡見学園女子大学)。報告2、楊翠(中興大学)「独白と対話-邸妙津書信体/手記体の書写策略と性別言説」、コメンテーター:垂水千恵(横浜国立大学)。司会:山口守(日本大学) (3)2009年9月5日,6日,19日,20日。台湾文学連続講演会「越境しあう日本と台湾の文学」 主催:神奈川近代文学館・(財)神奈川文学振興会/国立台湾文学館、協賛:横浜国立大学。場所:神奈川近代文学館9月19日「台湾のクィア文学と日本のSF、クィア、ファンタジー」対談:劉亮雅(台湾大学教授)×小谷真理(評論家)、司会:垂水千恵(横浜国立大学)。9月20日「台湾文学とセクシュアリティ」講師:紀大偉(作家・アメリカコネチカット大学准教授)、司会:白水紀子(横浜国立大学)。
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Research Products
(10 results)