2010 Fiscal Year Annual Research Report
現代台湾文学にみるジェンダー・ポリティクスとセクシュアリティの編成
Project/Area Number |
21520365
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
白水 紀子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (10196628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池上 貞子 跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (10168114)
山口 守 日本大学, 文理学部, 教授 (70210375)
下村 作次郎 天理大学, 国際文化学部, 教授 (20148670)
四方田 千惠 (垂水 千惠) 横浜国立大学, 留学生センター, 教授 (70251775)
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Keywords | 台湾文学 / ジェンダー / セクシュアリティ / 異文化衝突 / 文化の翻訳 |
Research Abstract |
研究実施計画に基づき以下の(1)および(2)を計画通り実施した。 (1)本年度は日本側研究分担者・研究協力者による研究報告と台湾の研究協力者による批評を中心にシンポジウムを開催して研究交流をおこなった(平成21年度はその逆の形で交流を行った)。2010年8月24日、25日シンポジウム「跨國研究脈絡下的台灣文學:性別、國族與跨文化流動」(国際的な文脈における台湾文学:ジェンダー・エスニシティと異文化流動」を海外研究協力者である邸貴芬が主催して台湾中興大学にて開催した。科研代表および分担者の報告の詳細は本報告書11「研究発表〔学会発表〕の項目を参照のこと。台湾側の研究者の邸貴券、陳國偉、楊翠、王〓〓、徐照華、陳俊〓、〓閔旭、羅秀美、申恵豐がコメンテーターを務め、ほかに作家の焦桐、陳雪、院慶岳、呉明益、洪凌が出席して、著者・訳者・研究者合同のシンポジウムが実現した。これらは一般公開され、報告論文は報告集(中国語)として配布された。前年の経験を踏まえ、より詳細で具体的な討議を行うことができ、これによって共同研究の基盤を形成し、研究者のネットワークを基本的に構築することができた。 (2)個別研究活動・調査 研究代表者の白水紀子:過去2年間の研究活動の成果を順次公表するため、すでに日本語論文2本、中国語論文2本を学会誌・論文集に発表した(詳細は本報告書11「研究発表〔雑誌発表〕の項目を参照)。また台湾を訪問し作家陳雪や陳玉慧へのインタビューを行い、同時に次年度へ向けての資料調査を行った。
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Research Products
(15 results)