2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520375
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
三木 直大 Hiroshima University, 大学院・総合科学研究科, 教授 (10190612)
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Keywords | 台湾文学 / 現代詩 / 比較文学 |
Research Abstract |
本研究は4年間にわたり、「モダニズムとポストモダニズム」をキーワードに、台湾現代詩に関する総合的研究を行なうものである。本年度は初年度にあたり、池上貞子氏(跡見女子学園大学)、佐藤普美子氏(駒沢大学)、松浦恒雄氏(大阪市立大学)を連携研究者とし、個別に研究打ち合わせを行なうとともに、1月に全体研究会を開催した。次年度以降は年に2回程度、台湾から詩人・研究者を研究協力者として招聘し、連携研究者とともにワークショップを開催し、台湾現代詩史の主要なエポックを討論する予定である。また、研究代表者は、6月に彰化師範大学(台湾)で開催された「林亨泰詩と詩学国際学術シンポジウム」で報告論文を提出したほか、12月に仁荷大学校(韓国)で開催された「東アジアにおける植民地の記憶シンポジウム」で、当該課題に関する報告を行なっている。また、台湾では林水福氏(台湾文学協会理事長)、陳義芝氏(台湾師範大学)、向陽氏(台北教育大学)、阮美慧氏(東海大学)らと研究交流を行なうとともに、あわせて次年度以降開催するワークショップに関する打ち合わせを行なった。その他、詩人の林亨泰氏、許悔之氏、陳克華氏、鴻鴻氏らと交流を行なった。加えて、台湾文学館及び国家図書館で、『龍族詩刊』『陽光小集』など主に1970年代に刊行された詩雑誌の資料調査を行い、データベース化の準備をすすめている。
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Research Products
(2 results)