2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520391
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
奥 聡 北海道大学, 大学院・メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (70224144)
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Keywords | 情報構造 / スクランブリング / ゼロ項 |
Research Abstract |
当該研究費は、平成22年度(平成23年1月~2月)に、南山大学(名古屋)でのコロキアムに参加するための予算としておいたが、研究者が病気入院のため果たせず、23年度に繰り越した。平成23年度12月に南山大学(名古屋)におけるコロキアムに参加、専門の研究者と意見交換を行った。上記以外の平成22年度の研究実績は以下の通り。 5月に第5回Formal Approach to Japanese Linguistics(米国UC Santa Cruz校で開催)にて、これまでのこのプロジェクトの成果の一部を発表。専門家と意見交換を行いfeedhackを得た。11月には、「統語、情報構造、一般認知」(単著)(2010)長谷川信子[編]『日本語研究と言語理論-命題を超えて-』(開拓社、東京)第7章pp.227-267を出版。本プロジェクトの一部を広く公表できた。また、11月には、下記の国際ワークショップを開催(神田外語大学遠藤氏との共催)した。言語学講演会・ワークショップシリーズ主催:2010年11月25日:(1)Boeckx氏(バルセロナ自治大学)特別講義、(2)ワークショップ「日本語モダリティと関連現象」、(3)益岡隆志氏(神戸女子大学)講演会、11月26日:(1)ワークショップ「生成文法の新展開」、(2)講演会遠藤喜雄氏、Cinque氏(イタリア・シエナ大学)、Boeckx氏)。ここでは、国内外の著名研究者による講演、彼らを交え日本の若手研究者を加えたワークショップ等を行い、研究上の有益な情報交換、意見交換を行うことができた。同じく11月に、日本言語学会第141回大会(東北大学)に参加し、専門家と情報交換を行った。
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Research Products
(2 results)