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2009 Fiscal Year Annual Research Report

同時バイリンガル幼児の言語発達研究

Research Project

Project/Area Number 21520421
Research InstitutionKwansei Gakuin University

Principal Investigator

山本 雅代  Kwansei Gakuin University, 商学部, 教授 (40230586)

Keywords言語学 / バイリンガリズム / 同時バイリンガル / 言語習得 / 発達 / 言語混合
Research Abstract

本研究では、2つの言語の能力間に優劣の差が際立つ同時バイリンガル幼児を対象に、その劣勢言語の発達における言語混合の機能を解明することを目的としている。初年度は、以下の3つの主要な課題を設定:(1)ハワイ在住の英語-日本語バイリンガル幼児と日本語母語話者であるその母親との対話における音声データの定期的採集、(2)時間的経過に伴う言語使用状況の変化を把握するための面談、(3)文字化した音声データから抽出した言語混合データの分析。
まず(1)については毎月定期的に音声データを収集し、これまでに約840分のデータを得た。また副次的に同様のデータを収集している別の研究協力者親子からも約290分のデータを得た。(2)の面談については、9月、3月と、ほぼ6ヶ月の期間をあけ、2度にわたり実施した。面談の中で、特に副次的データ収集家族の子どもについて、その日本語の使用が徐々に減じてきていることが指摘され、それに伴い言語切り替えが頻繁にみられるようになったことが報告された。(3)については、上記840分、290分の音声データの文字化を行い、現在までに400ページに及ぶ大部の分析データを得て、言語混合データの抽出作業、分析を行っている。予備的分析からは、言語混合によくみられる形態である名詞単独の挿入は多くはみられず、むしろ句全体(間投詞なども含む)を単位とした文間言語切り替えが多い様子が伺える。22年度には、新たな音声データの収集と文字化とともに、混合される言語要素の品詞類別と言語混合の文法的適正のさらなる分析を進めていく。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 日本でバイリンガルを育てるには2009

    • Author(s)
      山本雅代
    • Organizer
      フェリス女学院大学・英文学会
    • Place of Presentation
      フェリス女学院大学(神奈川県横浜市)
    • Year and Date
      2009-11-12
  • [Presentation] バイリンガルの言語習得・使用:マクロ、ミクロの両視点から2009

    • Author(s)
      山本雅代
    • Organizer
      第1言語としてのバイリンガリズム研究会
    • Place of Presentation
      関西学院大学大阪梅田キャンパス
    • Year and Date
      2009-10-18

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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