2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520481
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Research Institution | Shirayuri College |
Principal Investigator |
常盤 智子 白百合女子大学, 文学部, 准教授 (60361557)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 日本語史 |
Research Abstract |
本年度は昨年度に引き続き、幕末から明治前半期にかけての英学会話書関連資料の基礎調査を行い、資料を収集することと、それらをまとめる作業を行った。2013年度は研究の最終年度にあたったため、資料調査の補足については、前年度までに行ったデータ収集、目録整備の、補足・追加調査を行いながら、それらを鳥瞰する作業を併行することとなった。 具体的には、本年度までに収集した書目データ約580書目を対象に、本年度までの資料の閲覧を経て、168書目(明治20年まで)をその該当書と判定し、これらの書目の一覧表を作成した。これを受けて、(1)Gemeenzame Leerwijs. (2)New Guide to Modern Conversation. (3)The Modern Linguist; or Conversation in English, French and German. (4)Easy Conversations in English. ほか、主要英学会話書の底本となったと考えられる書目を軸として、該当書目の整理を行い、時系列での分析を行うとともに、資料の分布状況や、該当資料の書名の問題、系統ごとの派生状況、書目の分量の変化の問題などに注目し、当時の英学会話書という資料群が、どのような特徴をもち、どのように推移していったのかということを概観した。加えて英学会話書という資料群の研究に際し、どのような利点と、どのような問題点が存在しているのかということについて、まとめを行った。 研究期間を通して、該当時期の全書目の閲覧ということは叶わなかったが、相当数の資料を閲覧することを通して、資料間の関係を把握することができ、英学会話書を研究対象とする際の概要と今後の研究の見通しを得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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