2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520518
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
西川 眞由美 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (00411702)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 談話標識 / 認知語用論 / 関連性理論 / ポライトネス |
Research Abstract |
研究最終年度に当たる本年度は、平成24年度に行った聞き手の注意喚起や話し手の感情表出に関わる談話標識のついての研究をまとめ、口頭発表や論文にして発表したり、またそうすることによってさらにそれぞれの考察を深めた。また、当初の計画通り、接続詞や副詞に由来し対比・対照を表す談話標識(but, however, nevertheless)や、情報付加を表す談話標識(moreover, besides, also)、さらに結果・結論の導入を合図する談話標識(so, therefore, then)などについて、その機能や差異などを先行研究を参照したり様々なデータを分析することで、考察した。加えて、応答詞に由来する談話標識(yes, no, okay, of course)などの機能についても考察した。それらの考察は研究書や辞書の執筆を通していくつかは発表し、いくつか今後発表を予定している。また、情報の授受にかかわる談話標識(you know, I mean, you know what, after allなど)についても、基本的にそれらが新情報に関わるのか、旧情報に関わるのか、また基本的に新情報に関わる談話標識が旧情報を伴って使用された場合(またはその逆の場合)の戦略的な使用についても詳細に考察し、論文として発表した。 具体的には、接続詞・副詞に由来する談話標識、および応答詞に由来する談話標識について主に以下の項目を中心に考察を行った。 ①語彙(命題)的意味から機能的意味への発展過程(命題的意味→テクスト機能→対人関係機能)②一般的特徴(どのような談話の節目に使用されるか、文内における生起位置、など)③談話標識の中核的意味、基本的な談話機能(談話構造・発話態度・対人関係調整・先行内容との関係、主発話の内容との関係、使用文脈、話し手の態度、聞き手の解釈)④言語使用域 ⑤他の談話標識や副詞句との共起関係と機能 ⑥似たような談話の節目に生起したり、類似した機能を持つ他の談話標識との機能的差異
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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