2009 Fiscal Year Annual Research Report
中国・香港・台湾における「日本事情」教育の現状把握と今後の教育に向けた基盤形成
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21520529
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| Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
河野 理恵 Hitotsubashi University, 大学院・社会学研究科, 講師 (00323907)
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| Keywords | 日本事情教育 / 日本語教育 / 日本文化 / 日本人論 / ステレオタイプ |
| Research Abstract |
中国語圏における「日本文化」に関する授業の実態調査を、21年度はまず9月に上海、3月に北京でそれぞれ2週間ずつおこなった。主に授業見学を中心としたが、同時に受講生94名(日本語学科の学生)に授業に対する評価や感想をインタビュー形式で尋ねた。 調査から、日本の大学で開講されている「日本事情」科目に相当する科目は、上海と北京では「日本概況」や「日本社会」という科目名で開講されていることがわかった。対象は日本の大学と同様、主に2年生であり、授業内容は1962年の文部省(現文部科学省)の発令第二十一号にある「…日本事情に関する科目としては、一般日本事情、日本の歴史、文化、政治、経済、日本の自然、日本の科学技術といったものが考えられる」に非常に近いものであった。しかし、調査大学のいくつかの大学では、「日本概況」や「日本社会」よりも内容が深い「日本歴史」、「中日関係史」、「日本文化史」などの科目も、高学年(主に3年生)に対して開講されていることがわかった。これらの授業内容は日本語学科の日本語教員の専門分野と大きく係っている。 また、上海と北京の両都市では日本語を第二外国語や副専攻として学ぶ他専攻の学生が非常に多く、これらの学生に対する「日本文化」に関する授業は土曜日や夜間に開講されていることもわかった。そして、学生が日本語を第二外国語や副専攻として学ぶ理由は、やはり就職に有利であるということが背景にある。
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