2011 Fiscal Year Annual Research Report

東アジア地域における「愛国教育」が日本語教育に与えている影響についての研究

Research Project

Project/Area Number	21520548
Research Institution	Kyorin University
Principal Investigator	本田弘之杏林大学, 外国語学部, 教授 (70286433)
Keywords	日本語教育 / 少数民族教育 / 中国朝鮮族 / 言語政策 / 日本語教育史研究
Research Abstract	昨年度までに、中国東北地域に焦点をしぼった調査をおこない、本研究の目的の(1)～(3)をほぼ明らかにし、その研究成果を国際学会(「国際日本語教育大会」)にて口頭発表した。論文を2編発表した。今年度は、研究の集大成として図書(単行本)『文革から「改革開放」期における中国朝鮮族の日本語教育の研究』を出版し、研究成果を世に問うことができた。これにより、この3カ年にわたる研究をひとまず終了した。今年度は、これまでの調査結果を東アジアの近隣地域の日本語教育の状況と比較対照するための現地調査を行なう予定であったが、書籍の原稿をまとめるのに手間どり、2月にオーストラリアで短期間のフィールド・ワークをおこなったのみであった。この調査の結果については、つぎの研究計画にいかしていきたい。