2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520550
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
吉岡 英幸 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (00092461)
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Keywords | 日本語教材 / 分野別 / 対象別 / 史的変遷 |
Research Abstract |
国内の出張調査として、和歌山大学、大阪外国語大学の付属図書館を訪問して、次のような日本語教材の調査収集を行った。 ・『日華対照日語会話』葉芳華編、中華民国27年(1938)・『HANDBOOK OF JAPANESE GRAMMAR』HAROLD G.HENDERSON、1945 海外の出張調査として、中国上海の復旦大学の日本語学科を訪問して、次のような日本語教材の調査収集を行った。 ・『日華対照日語読音』李君達編、中華民国23年(1934)・『自修適用日語漢訳読本巻1』葛祖蘭編、中華民国17年(1928) また、台湾大学付属図書館や国立中央図書館台湾分館を訪問して、次のような日本語教材の調査収集を行った。 ・『台訳国語教本全』台湾総督府、大正2年(1913)・『新国語教本巻1』台湾教育会、昭和15年(1940) これらの日本語教材が、どのような人のために、どのような目的で作成されたかという編纂意図及び、内容・構成からどのような日本語能力の育成を目的としたかを分析する作業を行った。 また、こうした日本語教材の調査、分析と並行して、大学の紀要や学界などの専門誌を調査し、日本語教材に関する研究論文を抜き出して、「題名」「執筆者」「発表誌名」「発行年・月」「ページ数」などのリストの作成作業も行った。 これはまだ確立されているとは言い難い、教材研究の方法の樹立のための基礎的資料とするためと、最近の日本語教材研究の動向を知るためである。
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Research Products
(1 results)