2010 Fiscal Year Annual Research Report
第二言語ライティングに対する日本語学習者ビリーフ調査、およびライティング教材開発
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21520554
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
長谷川 哲子 関西学院大学, 経済学部, 准教授 (20368153)
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Keywords | アカデミックライティング / ビリーフ / 留学生 |
Research Abstract |
平成22年度は、平成21年度に引き続き、ビリーフ調査項目の作成のための基礎的な文献の渉猟、および、調査項目確定のためのパイロット調査の実施を予定していた。 まず、基礎的な文献として日本語教育、特に作文教育の分野において、ビリーフ調査を使用した先行研究にはどのようなものがあるか、またその調査手法はどのようなものかを調べ、調査項目作成のための資料とした。また、作文教育やライティング指導の分野における先行研究や関連文献にあたった。その結果、日本語教育におけるビリーフ調査は、おおむね教師ビリーフや学習者ビリーフに関するものであり、本研究で扱うライティングのような、特定のスキルや技能に着目したビリーフ調査を行っているものは、数が少なく、この分野における十全な研究の余地があることが明らかになった。 これらの結果をふまえて、ビリーフ項目を作成するための基礎的な調査として、国内の大学における研究協力者に依頼し、パイロット調査を実施する予定であったが、研究代表者の事情により、年度途中に研究を中断したため、平成22年度に予定していた調査を年度内に実施することができなかった。 ここで実施できなかった調査については、平成23年度に実施を予定している。 平成22年度の主な研究成果報告は、以下のとおりである。 長谷川哲子(研究代表者)・堤良一(研究分担者)「アカデミックライティングにおける「分かりにくさ」の要因は何か?-意見文の分析を通じた一考察-」『大阪産業大学論集人文・社会科学編』11,pp.21-34,大阪産業大学学会(2011年2月発行)
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