2013 Fiscal Year Annual Research Report
第二言語ライティングに対する日本語学習者ビリーフ調査、およびライティング教材開発
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21520554
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
長谷川 哲子 関西学院大学, 経済学部, 准教授 (20368153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 良一 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (80325068)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ビリーフ / ビリーフ調査 / 日本語学習者 / 作文 |
Research Abstract |
今年度は研究期間の最終年度に当たるが、研究期間中に研究代表者の都合により、研究期間の中断があったため、当初の計画よりも研究の進捗が遅れることとなった。今年度は、研究期間中断の前に実施したパイロット調査の結果集計、結果分析、およびその成果報告を研究活動の中心とした。 パイロット調査の概要は以下のとおりである。 ビリーフ調査項目の新たな策定を行うための基礎的な調査として、PAC分析の手法を一部援用した形式で質問票を作成し、メールで調査協力依頼を行い、回答を得た。具体的には、まず自由連想では、留学生が日本語で作文を書くとき重要だと思うこと、また、作文で高い評価を得るために注意すべき点を連想刺激とし、連想間の類似度評定に基づくデンドログラムをもとに考察を行った。調査の結果、これまでのビリーフ調査に関する先行研究や従来の作文指導において重視されてきた項目が得られた一方で、読み手への配慮、内容のオリジナリティ、ジャンルや文体への意識等、先行研究でのライティング関連のビリーフ調査では含まれていなかった項目が回答として挙げられた。これらの結果を生かし、今後はビリーフ調査項目の策定とその精査を行っていく予定である。 なお、この研究成果については、日本語教育学会2014年度第10回研究集会の口頭発表において、成果報告を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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