2011 Fiscal Year Annual Research Report
高大連携の英語指導法の開発:第二言語習得プロセスにおける気づきの効果を応用して
Project/Area Number |
21520568
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
佐野 富士子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (30248893)
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Keywords | 第二言語習得論 / 気づき / ディクトグロス / フォーカス・オン・フォーム / 高大連携 / 英語指導法 / 統合的活動 / 意識 |
Research Abstract |
科研費研究の最終年度であったので、パイロットスタディも含めて6回の実証研究の総まとめを行った。国際学会(TBLT 2011)では、海外での研究成果から得られた知見と、本研究で得られた研究結果を比較した発表を行い、海外で認識されているディクトグロス活動の効果よりさらに大きな指導効果を本研究で取り入れた事前意識操作とディクトグロス活動を組み合わせる指導法の効果を示すことができた。つまり、指導の効果が大きく、知識の維持もできた。 研究代表者(佐野富士子)が所属する学会(大学英語教育学会)からは、英語教育学体系第5巻『第二言語習得研究-SLA研究と外国語教育』(大修館書店)の執筆・編集の依頼があり、本研究の最終年度に、依頼された本も刊行することができた。 また、本研究の成果を、広く高校や大学の教員と共有するという目的として、研究代表者(佐野富士子)が所属する学会(ELEC同友会英語教育学会)から依頼があり、サマーワークショップで講演「フォーカス・オン・フォームを効果的に行う方法」し、所属大学(横浜国立大学)における教員免許更新講習でも英語科の講習担当者として「第二言語習得を促すタスク活動」について解説した。
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