2010 Fiscal Year Annual Research Report
誤用例の文脈分析に依拠した上級作文教材―日中両国語パラレルコーパスの活用
Project/Area Number |
21520570
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
大滝 幸子 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (90213751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朱 継征 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (20313497)
加藤 和夫 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (60137015)
深澤 のぞみ 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (60313590)
王 亜新 東洋大学, 社会学部, 教授 (30287552)
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Keywords | 第二言語習得理論 / 誤用分析 / パラレルコーパス / 学習者コーパス |
Research Abstract |
1. 年度当初に計画した言語資料2点の増量を計画どおり、実施した。 (1) 学習者コーパスの増量をはかるため、北京外国語大學より日本留学生の中国語作文200題および金沢大学の留学経験者の作文30題を収集し、これまでの中国人留学生(金沢大学、北陸大學)とともに、ネット上に保存した。 (2) 文体差3段階(口語、標準書面語、文語体)で8テーマに関するほぼ同一内容のテキストを作成し、相互に交換して確認しあえるネット教材を作成した。 その結果、学内の授業での試用が可能になり、効果を確認しやすくなった。今後の研究の進展と、教材作成の方法に関して有益な情報を提供できると予想される。なお、Webページはともに学内専用のURLを使用し、まだ学外公開にいたっていない。 2. 年度当初に計画した北京師範大学漢語文化学院との共同研究を継続して実施した。 (1) 漢語文化学院主催の『第二届対日漢語教学国際検討会』に参加し、論文発表を行った。 (2) MOE事業から継続してきた『応用言語学研究論集』の第4輯を発行した。 その結果、中国人教師からのフィードバックを受けて、中国人学生の日本語学習に有益な情報を提供できる可能性が生じている。 最終年度では言語資料を提供してくれた中国人研究者との国際フォーラム(経費の都合上、web会議システム利用を予定)を開催し、研究交流を深め『フォーラム報告書』を作成する。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] 時制与時態2010
Author(s)
大滝幸子
Organizer
第二届対日漢語教学国際検討会
Place of Presentation
北京師範大学京師大度(中華人民共和国)
Year and Date
2010-08-17
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