2012 Fiscal Year Annual Research Report
文学を取り入れた英語教材・教授法の開発-革新的な英語教育を目指して-
Project/Area Number |
21520588
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
立木 ドナ 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (80347517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ZENUK西出 Lori 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (30453145)
南 隆太 白百合女子大学, 文学部, 教授 (60247575)
山口 治彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (90220269)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 英語教育 / 文学テクスト / 教授法 / 教材研究 |
Research Abstract |
本プロジェクト最後の年度は,とても活動的で,実りの多い1年であったと言える。データを収集し,そしてそのデータを分析した結果を広める試みは,複数の国にまたがって行われた。イタリアではマントヴァとローマ,アメリカ合衆国はダラス,そして日本は尼崎,大阪,神戸の3市において,学会や研究会などにおいて発表の場が持たれた。 本プロジェクトの総決算として,国際学会を神戸市外国語大学とその近隣の大学共同利用施設UNITYにおいて,11月30日から12月2日の3日間にわたり開催した。5人の基調講演者を世界各地(ハンガリー,イタリア,シンガポール,イギリス,そして日本)から招くとともに,研究発表・実践報告・ワークショップなどさまざまな発表の場が持たれた。発表件数は50以上に上る。参加者も日本や海外からおよそ150名が集まった。 この学会の特徴は,文学テクストを用いた教育やストーリーテリングに関する学術的な研究発表を行うだけでなく,ストーリーテリングの実践家も交え,体を使って心を動かしながらストーリーと接することの重要性を訴えていることである。「心を動かす」「ストーリーと接する」といった概念は学術研究として明文化しづらいものではあるが,文学テクストやストーリーテリングを通して教育を効果的に実践するうえで,教師に求められる重要な資質であると考える。本プロジェクトは,このように教育に関して学術的な基礎研究とパフォーマンスとしての教育実践の双方に関心を注いでおり,その点に本プロジェクトの意義が存在するものと考える。 なお,本プロジェクトおよび国際学会の成果として,少なくとも1冊の図書の出版が企画されている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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