2009 Fiscal Year Annual Research Report
英語学習者におけるディスレクシアとディスグラフィアに関する調査
Project/Area Number |
21520592
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Research Institution | Tsukuba International University |
Principal Investigator |
中川 武 Tsukuba International University, 産業社会学部, 准教授 (70326817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 敏子 つくば国際大学, 産業社会学部, 教授 (60241832)
山名 豊美 つくば国際大学, 産業社会学部, 准教授 (60285757)
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Keywords | ディスレクシア / ディスグラフィア / FYE(初年度教育) / プレイスメントテスト |
Research Abstract |
平成21年度の研究実施計画に則り重点的に実施されたのは以下の項目である。(1)新入学生の英語文法力調査・学習調査(2)英語圏におけるディスレクシア及びディスグラフィアの研究(3)英語圏におけるFYE(初年度教育)実施内容の調査以下、各項目につき記述する。 (1)上記の研究代表者・分担者により作成された文法力調査と学習調査を新入学生に対して実施し、学習者の有している文法力と学習観につき考察した。新入学生はプレイスメントテストによって習熟度別クラスに分割されるが、大学入学時の基礎学力、その下地となる文法力、(英語に留まらない)学習全般に対する考え方や態度といった面で著しい個人差が存在する。調査に当たっては研究対象である学習者を正しくプロファイリングすること、並びに本研究課題の根幹であるディスレクシア・ディスグラフィアの徴候を読み取るためのデータを収集することを心掛けた。本考察について、初年度研究実績の主軸として紀要論文(後述)に纏め、可視化に努めた。 (2)(3)英語圏におけるディスレクシア等関連研究の動向及び大学における初年度教育の現状につき情報収集を目的として、2010年2月にアメリカ・コロラド州デンバーで開催された第29回FYE年次総会(ナショナルリソースーセンター主催)に出席し、各ワークショップやポスターセッションへの参加を通して最新情報の入手に努めた。FYEに関して、特に大学レベルでの学力低下が深刻になっている現況の中で、日本において各大学が新入学生に対してどのような導入教育を実施すべきかが重要なテーマになっている。本研究において、ディスレクシアを含む学習障害を抱える学生の存在と初年度教育の拡充・精査が双万不可分の要素である以上、本総会に参加することの意義は大きかった。先進であるアメリカの教育現場で実際に指導を担当する教職員らと情報を共有できたことは、研究課題へのアプローチに助力となった。
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Research Products
(1 results)