2010 Fiscal Year Annual Research Report
英語学習者におけるディスレクシアとディスグラフィアに関する調査
Project/Area Number |
21520592
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Research Institution | Tsukuba International University |
Principal Investigator |
中川 武 つくば国際大学, 産業社会学部, 准教授 (70326817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 敏子 つくば国際大学, 産業社会学部, 教授 (60241832)
山名 豊美 つくば国際大学, 産業社会学部, 准教授 (60285757)
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Keywords | ディスレクシア / リメディアル / FYE(初年度教育) / オーラルパーセプション |
Research Abstract |
平成22年度の研究実施計画に則り重点的実施されたのは以下の項目である。(1)新入学生の英語文法力調査・学習調査・ディスレクシア対策を狙いとしたオーラルパーセプション活動の展開(リメディアル教育の一部として)(2)シンガポールにおけるディスレクシアへの対策(3)英語圏におけるFYE(初年度教育)実施内容の調査以下、各項目につき記述る。 (1)上記の研究代表者・分担者により作成された文法力調査と学習調査を新入学生に対して実施し、学習者の有している文法力と学習観につき考察した。調査に当たっては研究対象で正しくプロファイリングすること、並びに本研究課題の根幹であるディスレクシア等、諸学習障害の徴候を読み取るためのデータを収集することを心掛けた。同時並行的に、3人の研究者で共通シラバスを構成し、実際の授業展開の中で「オーラルパーセプション活動(全20回)を導入、実施し、プレ・ポストテストデータを収集した上で紀要論文(後述)に纏め、可視化に努めた。 (2)(3)アジアの中でも特に言語政策が政府主導で活発に進められている先進例としてシンガポールに注目し、2011年2月14日から現地で5日間・6施設(ディスレクシア協会関係者との面会を含む)を訪問し、授業の参観および関係者との情報交換に努めた。特に「DAS Jurong Point Learning Centre」は学習障害を支援する政府直轄の施設であり、ディスレクシアに対するケア・サポート体制を相応に持っていることから、現地コーディネータの支援を受け最優先に訪問した。スタッフとの面会、議論を通して実際の活動の様子や課題について具体的な情報を得ることができた。加えて訪問した各教育機関でも、実際の指導に当たる現場教員から実践的な示唆を得られ、本研究の方向性を定め、総括を図る上で大きな収穫となった。より細な報告については、平23年度に共同執筆される論文および学会発表(下半期予定)の中で採り上げるものである。
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Research Products
(1 results)