2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520595
|
Research Institution | Taisho University |
Principal Investigator |
西蔭 浩子 大正大学, 表現学部, 教授 (00297079)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平石 淑子 大正大学, 文学部, 教授 (90307132)
田村 雅昭 大正大学, 表現学部, 講師 (60407640)
|
Keywords | 外国語 / 中国語 / 英語 / 韓国語 / 日本語 / 第二言語 / 外国語教育 / 文化コミュニケーション |
Research Abstract |
本年度当初の研究計画に基づき、本年度の研究実績について報告する。 1、収集資料の分析 (1)昨年度収集した資料のうち、英語、中国語、韓国語、日本語の四言語がそろっているものをピックアップし、それぞれの言語と日本語の間で比較対象を行った。 (2)その結果、観光などに関するものについては、まず翻訳者の技量に差があること、必ずしも日本語の忠実な翻訳になっていないことなどの問題点が浮かび上がった。 (3)それらの問題点をある程度解消し、我々の求める言語間の文化的差異を知ることができる資料として、防災関係の資料が適切であるという結論に達し、東京都北区の防災関係の文章に関する分析、考察を進めた。 (4)以上の活動と並行して、北区以外の地域の防災関係文書の収集、また防災に関し、外国人に対してどのような対策がとられているかなどについて調査を行った。 2、定期的研究会の開催 (1)本年度は9回の定例研究会を開催した。第10回の定例研究会は武蔵野大学の佐々木瑞枝氏の講演を併せて計画していたが、たまたま3月11日の東北・関東大震災当日に当たり、延期を余儀なくされた。 3、資料収集 (1)東京都北区以外の地域の防災資料(四言語がそろうもの)を収集し、現在も継続中である。 (2)阪神・淡路大震災の教訓がどのように生かされているかを知るために、神戸で研修を行った。「人と防災未来センター」などを見学し、「神戸国際協力交流センター」で担当者から、特に外国人に向けての外国語による対策について、具体的に話を聞いた。 (3)以上の研修を通じて知ったFACILというNPO団体と連絡を取り、交流する予定であったが、これも3月11日の震災で延期を余儀なくされている。
|
Research Products
(3 results)