2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520597
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
野田 小枝子 Tokyo Women's Medical University, 医学部, 准教授 (60408474)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 美香 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70242302)
菅沼 太陽 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00328379)
吉岡 俊正 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60146438)
|
Keywords | 教授法 / カリキュラム論 / タスクに基づく指導法 / 学習ストラテジー / 異文化コミュニケーション / 模擬医療面接 / SP養成 |
Research Abstract |
(1)理論研究による情報収集 今年度の成果として、まず、新しい医指導法確立のための基礎となる情報を収集したことが挙げられる。その一つとして、タスクに基づく指導法、学習ストラテジー、異文化コミュニケーションなどの文献研究を行い、本研究で目標とする医療面接の教授法開発のために必要な要素-たとえば、タスクの前にどれだけの情報を与えるべきかなど-を考察した。また、医師・患者のコミュニケーションについての事例や文化による相違を含む文献研究を行った。 (2)英語学力分析による学生の出発点の把握 継続的な模擬医療面接の効果を調査するため、医学部1年生の英語学力の客観的調査結果を分析、模擬医療面接体験前の出発点となる英語の学力を把握した。この1年生のうち模擬医療面接を受けた学生について、来年度より追跡調査を実施しいく予定である。 (3)英語模擬医療面接の実施とその分析の開始 これまでの本学での模擬医療面接の成果を、7月の医学英語学会で発表、本研究の位置づけを明確にした。 希望する学生に英語模擬医療面接を12月中旬に1日と3月初旬に5日間の2回に分けて行った。参加者は1年生から5年生までの学生で、約80名の学生に1人1時間の医療面接を実施した。参加者には質問紙により、英語学習の背景や英語への興味、自信などを記入してもらい、実習後の変化が分析できるようにした。 模擬医療面接の分析のための画像データ、音声データを取ることができた.その後、何を分析すべきかに関する議論を行い、分析を開始した。
|
Research Products
(1 results)