2010 Fiscal Year Annual Research Report
日本におけるスペイン語学習のめやす策定の試み-大学第二外国語学習を考慮して-
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21520600
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
大森 洋子 明治学院大学, 明治学院大学教養教育センター, 教授 (60233277)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣康 好美 上智大学, 一般外国語センター, 嘱託講師 (50249067)
落合 佐枝 獨協大学, 国際教養学部, 兼任講師 (40534558)
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Keywords | カリキュラム研究 / 語彙研究 / 教材研究 / 高大連携 |
Research Abstract |
1.全国40大学の学生3500名余を対象に"スペイン語教育改善のためのアンケート調査"を行い、データの整理と集計を行った。(データ分析では東京大学教養学部上田博人氏から協力いただいている。)アンケートの意義についてと結果の一部について平成23年1月東京スペイン語研究会にて公表し、今後の分析の方向性等について会員と意見交換を行った。詳しい分析および考察、今後のスペイン語教育の改善の提案は平成23年度の研究課題の一つである。 2.従来ある教材の問題点とコミュニケーションを主眼とする授業のために必要となる教科書作成およびその評価の基準を作成するための調査を行った。日本で出版された教科書、およびスペインで出版された教科書の比較分析、および特定教科書使用の実際上の問題点を浮き彫りにし、今後教科書作成のための指針作りの予備的研究と位置づけられる。 3.スペイン語教育専門家Concha Moreno氏を招聘し、4回の講演、1回のワークショップ、さらに公開授業などを通じて、文法項目とコミュニケーションアクティビティの融合、語用論的要素、文化的要素の扱い方、学生の動機付けの向上のための方策などについて活発な意見交換を行った。(参加者延べ200名程度)これらは23年度論文集として発表を予定している。 4.初学者に関する語彙提示については、前置詞という機能語をどのように教えるかというテーマを設定し、コロケーションという観点からの提案を22年9月SELE(スペイン語学研究大会)において発表を行った。 5.大学スペイン語初学者の多様化にともない、スペイン語教育の高大連携の試みの必要性について早稲田大学教育学部後藤雄介氏の研究を出発点として、平成23年3月5日に高大連携の試みに関するシンポジウムを行い、高校、大学でスペイン語を教える教員の意見交換の場を持った.参加者60名程度)
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Research Products
(7 results)