2011 Fiscal Year Annual Research Report
An Online Extensive Reading Quiz Bank
Project/Area Number |
21520606
|
Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
ロブ トーマス 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (30148366)
|
Keywords | 多読学習法 / グレーデッド・リーダー / 英語教育 / Moodle / 学習支援システム |
Research Abstract |
研究の目的 1.学生の英語(または他の外国語)の読解力を養う為に有効なgradedreadersを使って、その能力判定に有効なコンピュータシステムを開発し,2.そのシステムの教育効果を測ること。 目的1について そのシステムを使うことで、学生が個々のレベルに合ったreaderを選んだり、クイズを受けたりすることが可能になる。又、中央データベース(http://moodlereader. org)からダウンロードすることで、約2000冊の市販readersのクイズを個々の教員が作成しなくても、シェアしたり、追加したりが可能になる。 平成19年度から開発中のMoodle Reader Moduleの機能を平成21-23年度,には更に充実して国際規模で利用できる様にした。平成24年3月現在およそ25カ国、100校の教育機関で20000人を超える学生がこのシステムを利用している。 目的2について 2010年2月には,京都産業大学の一年生のほぼ全員を対象に学年度末の統一試験を行い,前年度同時期の同一のテストと結果を比較したところ,読解力のスコアに大幅な向上(p<0.001)が見られた.両年度の入学生はプレイスメント・テストのスコアなどから,入学時の英語力に有意な差がないことが分かっておりカリキュラム上の変更もなかったことから,このスコアの向上は多読学習の導入によるものと考えられる. 学期末に行ったアンケート(約1300人が回答)によると,67。3%の学生が多読学習を面白いと感じていた.申請時の計画の通り,2012年9月3日~5目に第一回多読国際会議を京都産業大学で開催した.本大会には20カ国から400人以上の参加者があり,論文発表も100件を越え,盛況であった。大会のプロシーディングズは近々発行される予定で,2014年にはソウルで第2回国際会議開予定している.
|
Research Products
(8 results)