2009 Fiscal Year Annual Research Report
国際社会で生きる力を育てる英語教育の研究 ―PCM手法を活用して―
Project/Area Number |
21520609
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
吉田 信介 Kansai University, 外国語学部, 教授 (50230743)
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Keywords | 英語 / 生きる力 / 国際社会 / PCM法 / ICT |
Research Abstract |
本研究の目的は、一定レベルの外国語としての英語力を備えた非英語圏の大学生(日本国・中華民国)を対象に、ICTと国際開発援助で広く活用されている事業管理手法であるPCMを用いた問題解決活動を実践して、国際実務レベルで必要な能力を習得させることにある。そしてそこで得られた知見に基づき、国際社会で生きる力を備えた人材を育成するための英語教授法を提言する。 平成21年度は、研究目的達成のための準備段階として、関西大学との交流先である中華民国の大学とのTV会議および電子メールでの事前打ち合わせ(教員、学生)、外部講師による国際交流の事前指導、国内(愛知県)でのWorld Youth Meetingへの参加(教員、学生)、Asian Student Exchange Program(中華民国・高雄市)への参加(教員、学生)を行った。 このうち、World Youth Meeting(H21.8.6.-7)では世界7カ国から中高大学生が集まり、Building Human Bonds in the Internet Ageという大会テーマで国際交流イベントを行った。また、Asian Student Exchange Program(H21.12.25-30)では、高雄市において、現地ホームステイを行いながらOur New Livesをテーマに日本、中華民国、韓国、インドネシアの中高大学生が国際交流プログラムを企画実施した(それぞれ約300名参加)。 この間、本番での2カ国共同プレゼンテーションを行うための事前の準備で、ICTを活用した英語による交流・交渉を行うことで、国際社会で必要な英語力・問題解決力・国際パートナーシップ、グローバルマイド、ICTコミュニケーション力養成の基礎資料を収集することができた。 同時に、リアルタイムでの英語コミュニケーション力を習得させるためのICTによる教材開発も行い、研究発表を行った。特にシャドーイングやFlashによる速読プログラムはすばやく聞く・読む力を育成し、実際のTV会議やチャットでの打ち合わせに役立つとの評価が高かった。
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Research Products
(4 results)