2009 Fiscal Year Annual Research Report
卒業論文作成支援を目的とした学習者コーパス構築と教育システム開発
Project/Area Number |
21520621
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Research Institution | Nagasaki Junshin Catholic University |
Principal Investigator |
鈴木 千鶴子 Nagasaki Junshin Catholic University, 人文学部, 教授 (10123837)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金城 由美子 長崎純心大学, 人文学部, 准教授 (20291510)
福島 スーザン 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (30310022)
吉原 将太 長崎純心大学, 人文学部, 准教授 (30321318)
渡辺 洋子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (90167180)
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Keywords | 教育学 / 外国語教育 / 教育工学 / 教材 / コーパス |
Research Abstract |
日本人大学生英語卒業論文作成が、高等教育における教育目標を総合的に高め、社会が求める英語力達成への最適の教育方法であるとの仮定に基づき、当該研究機関で課してきた200篇余りの英語卒業論文(約50万語)の集積データを、学習者コーパスとして構築・分析するために以下に示す作業と研究を行った。 ●全データを対象に、(1)品詞、(2)キーワード、(3)キーワードの組合せ類型によるテーマ分野(Education, Language, Cultural Tradition, Computer Science, International Relations, Social/Environmental problems, Health Issues, Entertainmentsなど)、(4)セクション(Abstract, Introduction, Body, Discussion & Conclusion)、(5)グレードの項目を特定し、項目ごとに分類、それぞれのタグを付与。 ●上記で作成した学習者コーパスを論文の評価グレードにより、(1)Aグレード・レベルのペーパー、(2)B,Cグレード・レベルのペーパーの2種類にサブ・コーパス化を行った。 ●サブ・コーパスを、(1)Aグレードレベル・ペーパー:MICUSP (Michigan Corpus of Upper-Level Student Papers)(2)B,Cグレードレベル・ペーパー:Aグレードレベル・ペーパーのコーパスと比較対照し、特に、(a)特徴語(Keyword list)、(b)単語・句の用例(Word clusters)、(c)連語関係(Collocation)の観点から、WordSmith 4.0あるいはAntConc3.2.1wを用い分析を行った。
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