2009 Fiscal Year Annual Research Report
戦後社会運動史の実証的研究-北原泰作文書の分析を通して-
Project/Area Number |
21520706
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Research Institution | The Institute of Buraku Problem |
Principal Investigator |
廣川 禎秀 The Institute of Buraku Problem, 研究員 (30047237)
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Keywords | 社会運動史 / 北原泰作文書 / 部落問題解決理論 / 部落解放全国委員会 / 部落問題研究所 |
Research Abstract |
平成21(2009)年度は、研究代表者廣川禎秀(広川禎秀)の統括の下、9名の連携研究者(梅本哲世、尾川昌法、奥山峰夫、佐々木隆爾、鈴木良、竹末勤、能川泰治、坂井田徹、西尾泰広)の参加で、以下の通り研究を推進した。 1、北原泰作文書の整理作業では、その経過報告「北原泰作文書の調査の経過について」が(社)部落問題研究所紀要『部落問題研究』190号に発表された。また、研究協力者として本井優太郎(大阪大学大学院生)の参加を得て、目録カードの整理とコンピューターへの入力作業を開始した。 2、北原泰作文書研究会において資料の読解作業を進め、その成果が『部落問題研究』に「北原泰作文書(その1)昭和十三年「記録」」(190号)および「北原泰作文書(その2)昭和十七年「日記」」(191号)として発表された。 北原文書研究会例会は、2009年7月26日、9月19日、10月24・25日、2010年1月23日、2月13日、3月13日の計6回(7日間)開催した。また、研究組織参加者は各自の分担テーマについて研究を進め、研究代表者および連携研究者の西尾泰広と竹末勤がそれぞれの成果を『部落問題研究』189号に論文として発表した。 なお、戦後社会運動や北原泰作の研究を進める上で、戦時期(1930~40年代)の北原や部落問題等についても追究することが必要となり、研究協力者として同分野の研究者・一盛真(鳥取大学地域学部准教授)の参加を得た。 3、当該年度およびそれ以降の研究に活かすため、法政大学大原社会問題研究所や国立公文書館等において北原泰作や部落問題など戦後社会運動に関する資料の調査・収集作業をおこなった。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article]2009
Author(s)
廣川禎秀, 坂井田(森下)徹
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Journal Title
【共著】近代大阪の地域と社会変動(廣川(広川)禎秀編)(部落問題研究所)
Pages: 9-33(廣川)345-389(森下)