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2012 Fiscal Year Annual Research Report

タイ語写本によるシプソンパンナー史の再検討

Research Project

Project/Area Number 21520713
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

加藤 久美子  名古屋大学, 文学研究科, 教授 (80252203)

Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywordsシプソンパンナー / タイ / タム文字 / 写本 / ウー・ヌア / ウー・タイ / タイ国文字への翻字
Research Abstract

1)前年度までにおこなったタム文字タイ語写本のタイ国文字への翻字が、正確になされているかどうか再確認をし、訂正をおこなった。
この分野の研究者の中には、タム文字を読む訓練は受けていないが、タイ国語に堪能でありタイ国文字に翻字されたタム文字タイ語史料なら研究材料として用いることができるものも多い。タム文字写本のタイ国文字翻字版を公開することによって、多くの研究者の間で情報を共有することが可能になる。
本研究でおこなった写本の翻字は、近い将来公開して、関連研究者が研究に使用できるようにする計画である。
2)かつてはシプソンパンナーの一部であり現在はラオス北部のポンサリー県に位置する、ウー・ヌアとウー・タイにおいて、現地調査をおこなった。
シプソンパンナーの大部分の地域は中華人民共和国領となったため、1950年代になされた調査の報告書が史料として残っており、またこれまでに中国側からアクセスして現地調査をおこなうことができた。しかし、ウー・ヌアとウー・タイは、フランス植民地勢力の支配下に入ったため、それ以降の状況をあらわす史料は中国やシプソンパンナー側にはほとんど残っていない。また、ラオス領内にあり道路も整備されていないなどの悪条件から、現地調査をおこなうのも難しい地域である。しかし、これら二つのムンはシプソンパンナーを構成する有力ムンと位置付けられており、シプソンパンナーという政治統合の性格に対する理解を深めるために、無視することはできない。
今回の調査では、ウー・ヌアとウー・タイの地理的・地形的状況や村落・仏教寺院の分布状況に加えて、それぞれのチャオムン(シプソンパンナー時代のタイ族の支配者)の宮殿の位置や、市場が存在しなかったことなど、かつての町のプランや支配のあり方がわかる情報を聞き取り調査によって収集した。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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