2012 Fiscal Year Annual Research Report
英国コアシティにおける都市政策の展開と中心地の再生に関する地理学的研究
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21520806
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
伊東 理 関西大学, 文学部, 教授 (70116309)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 英国 / コアシティ / 都市再生 / 中心地 |
Research Abstract |
本年度はリバプール、シェフィールド、カーディフの各市で、中心地の再生をめぐる都市政策とその実態について、調査と資料収集を実施した。 その結果、いずれの都市においても、シティセンターでの再生は進展してきたものといえる。1990年代末から2000年代にシティセンター・コア地区での住宅・オフィス・小売業の複合開発、シティセンター・周辺地区での住宅および各種の都市機能の再生・拡充によって、その再生はほぼ一貫して進展してきているが、シティセンターのフィジカルな再生は、2000年代末には停滞傾向を示すことになってきた。一方、中小規模の中心地=ローカルセンターの再生は、その政策においては都市による違いも多く、また良好な状況にあるセンターは少ないこと、などが判明した。 また、本年度が本研究の最終年度にあたることから、上記の調査・分析結果と前年度までにみてきた他の事例都市での調査・分析結果を総合的に比較して、本研究課題の総括的結論を得るべく研究資料と研究結果の整理・分析を行ってきた。現在、その作業は継続中であるが、今までに明らかになったことは、以下のように要約される。 中心地の再生に関する政策とその展開は、シティセンターとその他のセンターとは別問題として立案・実施されてきた。シティセンターの再生は1980年代後半以降ほぼ一貫して実施されたてきたが、一方ローカルセンターの再生は一般に社会的排除下にある地域のローカルセンターの再生に重点が置かれ、多くのローカルセンターでは衰退ないし停滞傾向にある。しかしながら、例外的には社会経済的地位の高いローカルセンターのアップグレード化による再生が進展してきたことは最近年の傾向として注目される。また、中心地のネットワークの再構築については、公共交通の再整備や交通と土地利用との連携がキーとなるが、この点については2000年以降大きな進展はないものといえる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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