2009 Fiscal Year Annual Research Report
日本とドイツの対テロ戦争に関する防衛政策変更の比較
Project/Area Number |
21530128
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
VOSSE Wilhelm International Christian University, 教養学部, 上級准教授 (70327732)
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Keywords | 外交政策 / 世論調査 / ドイツ / 日本 / 防衛政策 |
Research Abstract |
2009年4月に外交政策と防衛政策に関する比較世論調査の準備がスタートし、同年8月にはドイツのベルリン自由大学のBlechinger-Talcott教授、2010年3月にアウグスブルク大学のウェッラ(Weller)教授のお力添えを得ながら、歴史的、政治的、社会的および文化的なファクターにっいて、ドイツと日本をを比較した。Weller教授の研究テーマは9/11後のドイツ外交政策と国内の制約である。 2009年7月から2010年3月にかけ、大学院生と国際団体が行った世論調査および国内の研究団体と新聞社の世論調査を収集し分析した。この研究プロジェクトの基本的な目的は、日本の外交政策のオプションおよび国内制約を理解することである。恐怖のレベル、リスク認識、政治的言説は政策決定に影響を与える重要な要因と言える。全体的な政治文化は、国の歴史認識、政府の指導者のスキルによると考えられる。世論調査、国会演説、政府の文書を収集し、マスコミで報道された後の影響パターンを見出すため、我々はこれらのデータを分析した。この研究から私が最初に見出したことは、国と国の海外の軍隊を配備および人道的な任務に従事する用意に違いが生じる理由は日本的な文化的要因であるということだった。そのファクターは、慈善の義務、慈善事業、異文化に対する意識、過去の責任を負う意識が希薄なこと。
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[Journal Article]2010
Author(s)
ヴィルヘルム フォッセ(編)
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Journal Title
書名:「平和・安全・共生」の理論と政策提言にむけてヴィルヘルム フォッセ:日本はアジアの英国もしくはドイツとなるか? -日本外交・防衛政策における国内変化と将来の選択肢(風行社)
Pages: 115-133
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[Journal Article]2010
Author(s)
羽場訓子(編)
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Journal Title
書名:The End of the Cold War and the Regional Integration in Europe and Asia ヴィルヘルム フォッセ:The German Peace Movement and its Influence on German Politics and Political Culture in the 1970s and 1980(青山学院大学プレッス)
Pages: 275-302
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[Journal Article]2009
Author(s)
Wieczorek, Iris(編)
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Journal Title
書名:Japan 2009ヴィルヘルム フォッセ:Grundzuge und Tendenzen der japanischen Aussenpolitik. Zwischen Weltwirtschaftskrise und nuklearer Bedrohung [Recent Developments and Trends in Japanese Foreign Policy. Between Global Economic Crisis and Nuclear Threat](Deutsche Vereinigung fur sozialwissenschaftliche Japanforschung)
Pages: 102-128
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