2010 Fiscal Year Annual Research Report
高度技能移民受け入れ政策と家事・看護・介護労働者:ポイント・システムの意義
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21530160
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| Research Institution | Kansai University |
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Principal Investigator |
柄谷 利恵子 関西大学, 政策創造学部, 教授 (70325546)
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| Keywords | 国際移動 / グローバル化 / ガバナンス / 家事・看護労働 / 入国管理政策 / 能力別受け入れ制度 |
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| Research Abstract |
研究調査に関しては、昨年度に引き続き、現地調査を重点的に実施した。まず、(1)EUにおける研究動向を調査するため、アムステルダム大学でDr. Chris Bickertonにインタビューし、同大学のInstitute for Migration and Ethnic Studiesを訪問した。加えて、ハーグにあるオランダ国立公文書館、国際司法裁判所図書館、ハーグ国際私法会議で資料収集をおこなった(2010年9月2日から11日)。また昨年度と同様、(2)英国国立公文書館およびオックスフォード大学移民政策研究所を訪問し、政策作成および決定に関する1次資料の収集と最新の研究動向の調査をおこなった(2011年1月14日から23日)。
研究成果発表に関しては、1年目に海外調査で収集した資料を用い、英国の能力別受け入れ制度の下で、女性移住労働者が家事・看護分野で就労する際の扱いについて分析した論文を、『国際政治』に発表した。またこの論文をさらに発展させるために、能力別受け入れ制度を導入している他国との比較の視点を取り入れ、2011年5月に開催予定の移民政策学会で報告することが決定している。
次年度は最終年度にあたるため、上記の学会報告以外でも、積極的に投稿および報告の機会を探していく予定である。
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Research Products
(2 results)
