2009 Fiscal Year Annual Research Report
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21530310
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| Research Institution | The University of Kitakyushu |
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Principal Investigator |
後藤 尚久 The University of Kitakyushu, 経済学部, 准教授 (20275118)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 交謹 九州大学, 大学院・経済学研究院, 准教授 (80305820)
梅澤 俊浩 公立大学法人 北九州市立大学, 経済学部, 准教授 (60350360)
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| Keywords | 会計制度 / 銀行財務 / ガバナンス / BIS規制 |
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| Research Abstract |
21年度は、研究の目的である会計制度の変更等が銀行財務に与えた影響を実証的に明らかにするための準備期間であった。研究実施計画どおり、研究代表者と分担者が集まり研究会を開催し、1.関連文献サーベイと2.リサーチデザインの決定を行った。また、3.実証分析に必要となる各種データベースを構築した。具体的には、銀行の財務データと信用金庫の財務データを入手し、銀行と信用金庫の取締役会、理事会などのガバナンスデータは、学生アルバイトを雇い、それぞれ、有価証券報告書と日本金融名鑑から手入力で構築した。
また、研究実績として、研究代表者である後藤は、入手した銀行財務データを用いて、BIS規制遵守のために銀行がどのような会計項目を用いて裁量的な行動を取っていたかを明らかにし、金融学会西日本部会で報告し、名古屋市立大学経済学会の紀要『オイコノミカ』に掲載した。研究分担者内田は、M&Aとガバナンス構造の関係について日本経営財務研究学会で招待講演し、研究分担者梅澤は、メインバンク関係と経営者の裁量的利益調整について、業績予想修正の情報効果について研究を行い、日本経営財務研究学会と日本ディスクロージャー研究学会で報告している。これらの研究は本研究目的に沿ったものであり、22年度以降共同で研究を進めていく予定である。
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