2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21530362
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
児玉 充 日本大学, 商学部, 教授 (90366550)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 友厚 東北大学, 経済学部, 教授 (10380205)
所 伸之 日本大学, 商学部, 教授 (90237082)
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Keywords | イノベーション / プラットフォーム / ICT / コミュニティ / 共進化 / 共創化 |
Research Abstract |
ICTの急速な伸展や環境配慮型システムの開発など様々な技術革新が、社会、経済、産業など様々な分野での変革を急速に促進しつつある。ICTは世界中の人と人をインタラクティブにネットワーキングし、人が有する多様なデータ、情報および知識を発信・共有・触発・創造・蓄積を可能とするプラットフォームとして進化しつづけており、一方、環境配慮型システムは循環型の社会経済システムのコア技術として重要なインフラストラクチャとなりつつある。例えば、革新的な商品であるApple社のiPhoneやiPadなどを代表としたICTプラットフォームによる新しいビジネスモデルや循環型社会経済の実現に向けたスマートグリッド構想や電気自動車など新たな技術システムというインフラストラクチャの出現は、異なる技術や産業を超越し、従来の業界内での企業間競争に焦点をあてた戦略モデルを大きく転換しようとしている。企業にとって「プラットフォーム戦略」を推進していく上で最も重要な課題は、顧客を含めた企業内外での「co-creation&co-evolution」を生み出していく「Interactive Business Communities」をいかにして創造していくかにある。当該年度は、「Interactive Business Communities」の形成を通じた新たなビジネスイノベーション実現のメカニズムに関して、戦略、組織、技術、オペレーションそしてリーダーシップという視点から研究した。そして米国、台湾、日本におけるハイテク企業のin-depth case studiesを通じて、IBC形成のプロセスと企業リーダーたちのマネジメントやリーダーシップについて分析・考察した。これらの研究成果を学術書として海外に向けて発信した。
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Research Products
(1 results)