2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21530403
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
山本 寛 青山学院大学, 経営学部, 教授 (30240120)
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Keywords | 経営学 / 人的資源管理 / 組織間キャリア / リテンション / 転職 |
Research Abstract |
今年度の実施計画は、以下の3点であった。1.既に設計した質問票に基づいて、勤労者に対する質問票調査を行う、2.昨年等に実施した調査の結果を入力・分析し、論文執筆、学会発表を行う。3.文献研究を実施し、分析結果の解釈やモデル構築に役立てる。 1については、以下の4種の質問票調査を実施した。 第1は、3月に、中国の勤労者の状況を調査するため研究協力者院ティン氏の協力のもと、中国沿海部の代表的都市である上海、広州、天津、無錫在住の女性既婚勤労者に対する調査を実施し、398名のデータを得た。結果については、現在分析中である。 第2は、専門職における傾向を分析するため、12月に、山梨県立大学看護学部の松下由美子先生の協力を得て、調査を実施し、478名の認定看護師のデータを得た。この結果についても、同様に分析中である。 第3は、日本とイギリスの国際比較のため、1月にインターネット調査会社であるM社に委託して、日本企業の正規従業員400名、イギリス企業の正規従業員300名に対するインターネット調査を実施した。この結果についても、同様に分析中である。 第4は、組織間キャリア発達の経年変化を測定する1年目の調査として、1月に同じくM社に委託して、日本企業の正規従業員400名(第3とは別)を対象にインターネット調査を実施した。 2については、6月5・6日組織学会(中央大学)、7月31日・8月1日日本労務学会(神戸大学)、9月4・5日産業・組織心理学会(東京富士大学)、10月23・24日国際ビジネス研究学会(北海道大学)、10月26日日本看護学会(看護管理分科会:新潟朱鷺メッセ)に参加し、多くの関連する研究者と情報交換を行った。組織学会、産業・組織心理学会、国際ビジネス研究学会、日本看護学会では研究成果の発表も行った。 3については、大学研究室等において資料収集を行った。
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