• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Annual Research Report

ホームレスのためのトータルサポートの実現に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21530581
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

土肥 真人  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (20282874)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古山 周太郎  奈良県立大学, 地域創造学部, 講師 (80530576)
杉田 早苗  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教 (90313353)
Keywords貧困 / 社会 / 差別 / ホームレス / トータル / 個人カルテ
Research Abstract

平成23年度は、ホームレスの個人別データベースの有無、及びデータベース整備への意向について、日本におけるホームレス支援NPOのうち特にアウトリーチ活動を行っている団体へのアンケート、ヒアリング調査を実施した。調査対象は「NPO法人全国ホームレス支援ネットワーク」に加盟している団体より抽出した31団体とし、内12団体から回答を得た。調査結果の概要としては、電子化されたデータベースを有するものが7団体であった。データベースに関する意向調査では、4団体が必要を感じている一方、弊害を危惧する団体も5団体あった。これらの概要を地域的傾向や自治体が作成しているホームレス自立支援計画との関係などの観点から分析、考察し、平成24年度に学術論文として発表する予定である。
この3年間の研究成果としては、第一に、ホームレス問題の解決に有効であるトータルサポートの実現に不可欠な個人カルテを、川崎市水曜パトロール(ホームレス支援NPO)の協力の下、完成させたことが挙げられる。ホームレス支援NPOの所有する約6万件の個人データのうち約4万5千件のデータを入力し、3000・名以上の個人カルテが作成され、ホームレスの人々の自立生活への阻害要因、社会的資源の提供状況、居所などの空間情報などの分析と対応など、実際の運用に供すことができた。この成果については、学術論文として公表した。第二に、ホームレス支援のための個人別データベースの構築及び運用に関して、オーストラリアのシドニー市、メルボルン市、イギリスのロンドン市の行政5団体、支援NPO15団体へのヒアリング調査の実施が挙げられる。これまで我国には紹介されていなかった支援実態が多く把握され、それらは2本の学術論文として公表したところである。

Research Products

(2 results)

All 2011

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] ロンドンにおけるラフスリーパー政策と支援システムの実態に関する研究2011

    • Author(s)
      河西奈緒、土肥真人
    • Journal Title

      都市計画論文集

      Volume: No.46 Pages: 1021-1026

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] ロンドンにおけるラフスリーパー政策と支援システムの実態に関する研究2011

    • Author(s)
      土肥真人
    • Organizer
      日本都市計画学会
    • Place of Presentation
      東京大学
    • Year and Date
      2011-11-20

URL: 

Published: 2013-06-26  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi