2009 Fiscal Year Annual Research Report
外国人介護福祉士の事前学習用英語版ICTプログラムの開発-言語文化の理解に向けて
Project/Area Number |
21530589
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Research Institution | 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター) |
Principal Investigator |
末弘 美樹 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター), 国際海洋政策センター, 准教授 (50389095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 正子 神戸女子大学, 健康福祉学部, 教授 (70368562)
江本 厚子 東海大学, 健康科学部, 准教授 (70290054)
松平 裕佳 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (40405064)
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Keywords | 外国人介護福祉候補者 / 英語版ICTプログラム / ジャンル別介護用語と基礎会話 |
Research Abstract |
要介護者への質の高い介護の提供と日本人介護福祉士との円滑な協働を第1に考え、外国人介護福祉候補者に日本で介護を行う上で必須の日本語と文化、専門知識・技術の理解に向けて事前に学習させる英語版ICT(Information and Communication Technology)プログラムの開発が本研究の目的である。 そのため、介護福祉士に必要とされる特化した日本語の抽出を目的に、現場の介護福祉士5名を対象に24時間の通常の介護業務で使用されている日本語についてICレコーダーを用いて録音した。録音されたデータをテープ起こしし、その後、介護福祉領域の日本語をさらにサブグループ化しジャンル分析を行った。つまりデータをコーパス化し、言語的な情報(頻度、品詞、統語構造など)を中心にジャンル分析を行った。ジャンルごとの特有な日本語(語彙)のみならずジャンル別に交わされた典型的な会話も抽出し、会話集として整理・まとめた。 次年度(平成22年度)は、この基礎会話データの有効性を現場の介護士に検証してもらい、検証後はこれらの介護現場の基礎会話を英訳する作業を行う。外国人介護福祉士候補者用の冊子(英語版)としてまとめる予定である。
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