2010 Fiscal Year Annual Research Report
外国人介護士を専門的援助者として育成するための支援システム構築に関する研究
Project/Area Number |
21530616
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
北村 育子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教援 (70310034)
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Keywords | 介護福祉士 / 外国人 / 文化 / 多様性 / 協働 / 高齢者サービス / マネジメント |
Research Abstract |
高齢者援助実践において、日本語を母語としない介護士が有効な支援者となるために必要な条件を明確化するため、インドネシアとのEPAに基づいて介護福祉士候補者と看護師候補者を受入れている施設のなかから協力機関を開拓し、それら協力機関において次年度め本調査に向けての予備調査を実施し、調査票の構築を行った。本研究の主たる目的は外国人介護士の支援であるが、研究代表者ならびに連携研究者が、これまで高齢者の終末期ケアに関する研究において介護士と看護師の認識の違いや協働について研究を行ってきた経緯と実績を踏まえ、本研究においても、外国人看護師支援との比較という視点から研究をすすめることからより大きな成果を得られると考え、看護師候補者受入機関への協力依頼もあわせておこなった。 昨年度は、全国10施設を訪問し、実情を把握した。この過程で、外国人介護士を支援するために必要な条件を明らかにするにあたっては、外国人介護福祉士・看護師候補者ではなく、受入側の日本人スタッフを対象として研究を進めることが適切であると判断し、次年度は、そのための調査を質問紙により実施することとし、協力機関の職員の助言を得て、調査票を構築した。 今年度、当初予定どおり質問紙調査を実施した。それとともに、昨年の訪問調査以後の状況を把握するために、主な協力者による座談会を実施した。これは、本研究の実施者として情報を収集する機会となるとともに、介護福祉士・看護師候補者で直接候補者支援を行っている担当者が、他施設の状況を知る場を提供することにもなり、諸条件は施設ごとに異なるとはいえ、現場の実践に貢献することにもなったと考えることができる。 本年度は、2月に新聞紙上で介護福祉士候補者支援に関する意見を表明するとともに、昨年度の訪問調査で得た情報を整理した。
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Research Products
(1 results)