2011 Fiscal Year Annual Research Report
「地域の福祉力」開発システムの構築と市民の主体性を引き出す専門性に関する研究
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21530621
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| Research Institution | Bukkyo University |
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Principal Investigator |
藤松 素子 佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (40261721)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
所 めぐみ 佛教大学, 社会福祉学部, 准教授 (00411281)
金田 喜弘 佛教大学, 福祉教育開発センター, 講師 (10411109)
岡崎 祐司 佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (40257803)
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| Keywords | 地域福祉政策 / 地域福祉実践 / コミュニティワーク / コミュニティワーカーの専門性 / 市民の主体性 / 社会福祉協議会 |
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| Research Abstract |
1、地域福祉政策に関する動向分析と理論的検討
地域福祉計画策定状況およびその動向分析から、地域福祉と地方自治の関係性についての評価、計画策定過程における市民参加の方法・内実・評価、および地域福祉の財源確保問題と地域福祉推進におけるガバナンス論、社会福祉協議会の位置づけ等についての総合的検討を実施した。
2、新しい社会福祉システム下における地域福祉の現状についての先行研究調査と動向分析
介護保険法、障害者自立支援法制定後の地域福祉をめぐる現状を総合的に把握するために収集した、全国における地域福祉実践事例、および地域福祉における社会福祉施設、社会福祉協議会、協同組合、NPO等の動向等について総合的に検討した。
3、イギリスにおけるコミュニティワークをめぐる先行研究と動向分析
地域福祉先進国であるイギリスにおけるコミュニティワークの最新の動向分析を中心に、ソーシャルキャピタルをめぐる現状分析、およびコミュニティワーカーの専門性をめぐる議論と市民のコミュニティへの親和性および具体的な活動実態についての調査結果をもとに、補足調査を行い分析を行った。
4、韓国におけるコミュニティワークをめぐる先行研究調査と動向分析
社会福祉制度の整備と共に、地域福祉をめぐり多様な取組みがなされている韓国の動向に着目し、とりわけNPO活動が活発で多様な市民との協働事業が展開されている釜山についての情報収集を引き続き行い、現状における到達点と課題を明らかにした。
5、国内調査の準備・実施・結果のまとめ
兵庫県・大阪府・京都府を中心に収集した地域福祉をめぐる地域社会の基礎的データに加え、地縁組織、各種地域福祉活動団体、ボランティアグループ等の活動実態、および住民の生活課題等についての調査を通じて、「地域福祉の原動力」の現状について総合的に把握していく。並行して社協職員を中心とするコミュニティワーカーの専門性と専門援助の実態及び個々のワーカーの実践の現状について総合的な評価を行った。
6、全体のとりまとめについては、当初、シンポジウムを開催する予定であったが、東日本大震災の影響により実現しなかったため、研究会における文書報告にて代替させた。
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