2012 Fiscal Year Annual Research Report
市民と行政の協働による親子の主体性育成を目的とした子育て支援活動に関する研究
Project/Area Number |
21530645
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Research Institution | Poole Gakuin College |
Principal Investigator |
寺田 恭子 プール学院大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (30369673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 志保 大阪成蹊短期大学, その他部局等, 教授 (90342170)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | しつけ / 親と子の関係性 / 親と子の主体性 / 子育てのつらさ感 / 市民と行政の協働 / 日常性 / 地域の役割 / 親性 |
Research Abstract |
2012年度の主な研究活動を以下のようにまとめる。 ①2012年3月~6月まで「つどいの広場」を訪れる西淀川区の子育て家庭を対象にアンケート調査を行った。149名の回収を得た。調査内容は、子育ての現状(主に牧野カツコの育児不安尺度を使用)、 しつけに関する現状(自由記述)、地域でしつけの取り組むことの意見等である。多くの家庭から「しつけの方法がわからない」があげられ、そのため「子育てが不安である」「子育てがつらい」「怒っている自分が情けない」等が出された。また、地域でしつけを取り組んでもらいたい、とい期待が9割あることもわかった。 ②人間が本来持っている「主体性」を基盤にすえて、「しつけ」と「親と子の関係性」の考察を行った。アンケート調査から「しつけ」がうまくいかないと親と子の関係が悪くなることが明らかであるが、では、その「しつけ」をどのようにとらえていくのかを親と子の関係性の発達、という視点からとらえると、親が主体的に子育てに向き合うことの重要性が理解できる。 ③「『しつけ』を通して『親と子の関係性』を育てる地域の役割」という冊子を2012年度3月末に発行した。対象者は、地域の子育て支援者、行政関係者、保育所、保育者養成校の学生、子育て家庭など、1500部、カラー刷りで仕上げた。{CSP}というperantingに取り組むことによって、子育て家庭の親と子の関係性が安定するという成果以外にも、地域での子育て仲間が増えたり、地域の子育て支援者が育つという成果があることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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