2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21530657
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
志堂寺 和則 Kyushu University, システム情報科学研究院, 教授 (50243853)
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Keywords | 社会系心理学 / 実験系心理学 / 自動車運転 / 交通心理学 / 自動車事故防止 |
Research Abstract |
本年度は実験に使用するシステムについての検討をすすめた。 1. 実車実験 所属組織の実験倫理委員会に実車実験部分(H23年度まで)について申請を行い、承認を得た。位置、速度、加速度のGPS計測および画像データ収集について走行試験を行い、どの程度の精度で実験が実施可能であるか検討をおこなった。多くのデータを収集するためにはシステムを多数用意したいが、当初計画のシステム構成では高価となってしまうため用意できないという問題があったが、年末に実験に使えそうな低価格ドライブレコーダの新製品が出たためテストをおこない、性能を確認した。その結果、ドライブレコーダを併用することとした。視線計測については、当初計画にはないが頭部運動を同時に計測できないか検討した。これは所有システムでカタログ上は測定可能と思われたためであったが、実際には計測は諸条件が揃わないといけないことがわかった。このため、申請書通り視線のみの計測を基本とすることとした。 2. ドライビングシミュレータ実験 プログラム内オブジェクトの高精細化をおこなった。当初30インチの表示画面を計画していたが、PCモニタではなくTVモニタを用いることにより同予算でより大きな画面のモニタ(46インチ)が購入できることがわかり、変更した。改造元となるプログラムでは画面サイズが20インチと小さかったこと、PCの性能が低かったことにより、プログラム内オブジェクトを低解像度で作成していた。このため大画面化することで非常に粗い画面となり、現実感が乏しくなった。そこでオブジェクトを高解像度に書き換えを行った(作業継続中)。
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