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2009 Fiscal Year Annual Research Report

慢性ストレスがヒトの生理心理状態に与える影響とその対処法

Research Project

Project/Area Number 21530716
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

織田 弥生  Tokyo Institute of Technology, 大学院・社会理工学研究科, 特別研究員 (40456265)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上市 秀雄  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (20334534)
Keywordsストレス / コルチゾール / 日内変動
Research Abstract

本研究は,慢性的なストレスが健常人の日常の生理状態に与える影響を明らかにすることを目的としている。そのために個人を繰り返し測定することにより,慢性ストレスや生活習慣の変化により生理指標が変化するという因果関係の検討を行なうことを計画している。本年度は測定実験の計画期間と位置づけ,以下のような事項を実施した。
1.質問紙および調査対象者の検討
慢性ストレスのレベルを測定するための質問紙として,どのようなものを用いるのがよいかを資料収集・文献調査などにより検討した。また調査対象をどのような人とするかについて検討を行なった。その結果,生理指標への影響を考慮して,規則正しい生活をしている社会人が適切と判断した。また同一人物について繰り返し測定を行なう予定であるが,その間隔と測定回数について検討した。その結果,1人につき1ヶ月以上の間隔をあけて2回以上(可能であれば3回)の測定を行なうことが望ましいと結論付けた。1回の測定においては,指標の日内変動を見るため,1日に4回から5回の心理・生理測定を行なうことを計画した。
2.生理指標の検討
日常の生理状態を反映する生理指標として,唾液中コルチゾールの日内変動を使用することを決めた。またこれ以外の指標の可能性として,交感神経系の指標の一つと考えられる唾液中クロモグラニンAに着目し,その挙動を実験室場面で検討した。その結果,唾液中クロモグラニンAコルチゾールに比べて結果の解釈が難しく,指標として使用するには注意が必要であることがわかった。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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