2009 Fiscal Year Annual Research Report
介護職と看護職の比較による職務動機づけ要因がワークストレスに及ぼす影響に関する研究
Project/Area Number |
21530736
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Research Institution | Shimonoseki City University |
Principal Investigator |
横山 博司 Shimonoseki City University, 経済学部, 教授 (80158378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 邦恵 下関市立大学, 経済学部, 准教授 (10360893)
岩永 誠 広島大学, 総合科学部, 教授 (40203393)
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Keywords | ワークストレス / 看護職 / 介議職 / 職務への動機づけ / 心理的要因 / 社会経済的要因 |
Research Abstract |
本研究の目的は、看護職・介護職のワークストレスを減少させ職務への意欲を高めるための報酬や休暇日数のような社会経済的条件と、患者からの感謝、他者からの評価・サポートといった職務への動機づけを高める心理的要因という2つの観点からワークストレス研究を展開し、職務への意欲を高めるための具体案を提案することである。平成21年度は、研究を進めていくための基礎資料の収集を中心に研究を行った。第一の研究目的である「介護職・看護職の仕事への動機づけ要因がワークストレスに及ぼす影響に関する研究」では、看護職と介護職の報酬満足度や休暇、患者からの感謝、他者からの評価・サポートといった仕事への動機づけを高める要因と考えられ調査項目及びワークストレスに関するバーンアウト尺度、ストレス尺度、対処方略尺度を含んだ調査用紙を作成し、一部調査を実施した。現在、分析に足るだけの調査用紙の回収が終了していないので、調査用紙の回収が終了次第、分析を実施し、その結果に基づき2次調査を行う予定である。 第二の研究目的である「経済学的観点に基づく介護職・看護職の現状分析に関する研究」については、労働白書等を用いて、介護職・看護職の社会経済的要因に関する統計資料の収集を行っている。その成果の一部は、「社会保障(介護・福祉)の現状に関する考察-経済データの視点から-」というタイトル等で発表した。
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