2010 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成系大学・学部における附属学校園の存在意義に関する実証的研究
Project/Area Number |
21530793
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
森 透 福井大学, 教育学研究科, 教授 (20182199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥野 信一 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (60281028)
荒井 紀子 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (90212597)
三橋 美典 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (20157556)
伊禮 三之 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (00456435)
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Keywords | 附属学校園 / 授業研究 / 子ども支援 / 協働 |
Research Abstract |
2つの研究目的-(1)幼稚園一小学校一中学校の12年間の学びの連続性を具体的事例に即して検証する。特別支援学校においては小学部一中学部一高等部の12年間の一貫教育について具体的事例に即して検証する。(2)特別な支援を必要とする子どもたちへの支援の体制として平成21年度からすでに進めている大学教員との協働プロジェクトを今年度さらに継続して研究に取り組む。これらについては報告書『福井大学教育地域科学部附属学校園の協働の歩み-第4回合同研究会の記録-』(平成23年3月全51頁)に成果がまとめられている。(1)の目的は第1プロジェクト、(2)の目的は第2プロジェクトが担当した。 (1) 12年間の学びの視点については、第4回合同研究会における10分科会のテーマの中に現れている。つまり、{人との関わり}「読みの共有」「数と生活」{科学}「音楽表現」「体づくり」「物づくり」「Communication」「食育」「伝え合い」というテーマが、幼稚園から中学校までの12年間でどのようにつながっているのか、子どもたちの成長をそれらのテーマの視点でどのようにとらえられるのか、また特別支援学校でも小学部・中学部・高等部の12年間の子どもたちの成長の筋道をそれらの視点で検討することができた。この合同研究会は第1プロジェクトが担当した。 (2) 特別な支援を必要とする子どもたちへの支援体制については、報告書の最後に会議録が収録されている第2プロジェクトで検討してきた。附属4校園の中に気がかりな児童・生徒が在籍している現実を見据えて、第2プロジェクト会議でケース会語を開き検討し、特別支援学校の教諭が他の附属に支援に入るということも実現できた。第2プロジェクトを中核に支援体制が少しずつ形成されてきた。 以上の取り組みを、2010年9月の第20回日本教師教育学会(日本大学)で「附属学校園における教師の協働研究(2)-福井大学教職大学院の拠点校として-」と題して森透が報告した。
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Research Products
(1 results)