2011 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成系大学・学部における附属学校園の存在意義に関する実証的研究
Project/Area Number |
21530793
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
森 透 福井大学, 教育学研究科, 教授 (20182199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥野 信一 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (60281028)
伊禮 三之 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (00456435)
宗倉 啓 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (20154685)
荒井 紀子 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (90212597)
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Keywords | 附属学校園 / 授業研究 / 子ども支援 / 協働 |
Research Abstract |
(1)福井大学教育地域科学部の附属幼稚園-小学校-中学校の12年間の学びの連続性について、及び附属特別支援学校の小学部-中学部-高等部の12年間の一貫教育について、各附属において研究を行い、組織的には附属の中に設置した第1プロジェクト(研究主任が中軸)において継続して研究を行った。具体的には8月11日に開催した第5回附属合同研究会において8分科会を設定し、12年間を通した子どもたちの成長プロセスを吟味した(報告書『福井大学教育地域科学部附属学校園の協働の歩み-第5回合同研究会の記録-』2012年3月発行、全43頁)。他大学の附属学校園の研究集会にも参加し、多くの情報を得ることが出来た(大阪教育大学・京都教育大学・福岡教育大学・茨城大学) (2)特別な配慮を必要とする子どもたちへの支援については第2プロジェクト(養護教諭・カウンセラー・特別支援コーディネーター等が中軸)において研究を行った。第2プロジェクトのもとに附属4校園の養護教諭(4名)によるワーキンググループ(WG)を設置し、幼稚園-小学校-中学校の児童・生徒で特別な支援の必要な事例を2人取り上げ、附属同士の連携の中で、どのような支援がよかったのか、または課題であったのかを、個人情報に配慮しつつ、できるだけ具体的に明らかにした。(詳細は、前掲の報告書参照)。他大学の附属学校園の発表会にも参加して貴重な情報を得ることが出来た(埼玉大学)。 以上により、附属学校園として、12年間の成長プロセスを追うという先進的な研究を行い、公立学校に対しての示唆を与えることができ、その存在意義を提示することが出来たと考える。
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Research Products
(2 results)