2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21530815
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
NG Patric 新潟県立大学, 国際地域学部, 講師 (40454970)
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Keywords | 演劇 / 英語 |
Research Abstract |
2009年度においては、下記の活動を実施した。 1、授業中の読者劇場(RT)に対する学生の反応を検討するための調査を日本で実施。本調査の目的は、学生が英語の口頭練習を向上させるための方法としてドラマを使用するのが楽しいかどうかを調べることであった。 2、現地調査-2009年3月1日~8日にかけて、2回にわたりシンガポールにおける現地調査を実施。 現地移動の合間に、ナショナルインスティテュートオブエデュケーション(シンガポール)内の中央図書館及び地方の英語図書館にて読者劇場(RT)の文献再調査を行った。また、口頭の言語スキル指導におけるドラマの利用に関連する文献及び記事を収集した。読者劇場(RT)に関連する文献及び記事も豊富に揃っており、大変充実した情報収集を行うことが出来た。読者劇場(RT)の授業における実施方法を学ぶため、オンラインサイトにもアクセスし、研究関連の情報収集に努めた。これらの情報が、日本の学校における読者劇場(RT)の採択についての著書執筆に関係してくると思われる。 3、 2009年5月30日新潟県立大学で開催された北東アジア言語教育学会、及び2009年10月24日大阪で開催されたACE2009 (The Asian Conference on Education in Osaka(International))において学会発表。合わせて、会議開催中に日本人学習者の英語発話に自信をつけるため、読者劇場(RT)の重要性を説いた。また、読者劇場(RT)の限界についても議論したが、正しい条件さえ揃えば、日本人学生が英語の口頭スキルを習得するのに活用出来ると説明した。プレゼン後、参加者の一人(校長)が香港の学校での読者劇場(RT)導入を決定した。
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